静岡で気になるカフェやレストランをGoogle Mapsで「行ってみたい」ピン留めして後で見返すと、高い頻度で閉業または別のテナントに代わっている。
静岡は関東・関西のちょうど中間地点でもあり、県自体が広く東部・中部・西部の独立した経済圏があることから、テストマーケとして新商品の先行販売をされることが多い。
(個人的にはマックフルーリーが全国的に出る前に、店舗限定で提供されているのを見たことがある)
だからなのか、流行り廃りが早く、昨年行ったお店が今年はない、そんなことは割と多い。
世の中的にはコロナが落ち着いていないが、地元の経済をまわすという意味も兼ねて「行ってみたい」リストから何店舗か行ってみた。
Flowery cafe cachetto(カシェット)
紺屋町にあるカフェ。
エディブルフラワー、いわゆる”食べられるお花”を使ったメニューがあると聞いて気になっていた。
店内にも花が多く、北欧風の家具やオブジェが目を引く。
夫婦で行ったが、他の客層としては若い女性が中心であった。
この日は”白いカレー”をオーダーしてみた。
窓側の席に座るといい具合に光が差し、カレー自体エディブルフラワーが散らしてあることもあってオシャレ感が増すなあなんて思ったりした。
ちょっと小ぶりに見えるけど、食べ始めてみると意外とボリューミーで満足感があった。
日本平ホテル(テラスラウンジ)
日本平ホテルといえば、キムタクの「華麗なる一族」のロケ地にもなっていた。
個人的に訪れるのは何年ぶりだろうと考えていたが、それ以上にたどり着くまでにかなり山道を走るんだったなという現実に直面していた。
その上この日は濃霧だったのでリアルサイレントヒル状態だった。
1Fにあるテラスラウンジではアフタヌーンティーの提供があり、7/23-8/23はマンゴー主体のトロピカルアフタヌーンティーのようだ。
予約不可とはいえ、ランチタイムでもない14:00〜の提供開始なのでちょうどに到着すると、既に6組ほどの順番待ちだった。
テラスラウンジは2Fからも見降ろせるのでテーブルを覗いてみると、アフタヌーンティーをオーダーしている人がちらほら。やや自粛ムードが強まっているとはいえ、さすが一流ホテルである。曇っていて富士山は見えながったが、十分に堪能してしまった。
そういえばさわやかはこないだの連休でも2-3時間待ちだったらしい。
Bon Masuda(ボン・マスダ)
JR清水駅近くにあるフレンチ。
「行ってみたい」リストとは言ったものの、このお店は以前も訪れたことがあり、お気に入りなので再訪。
家族で来たのでコースにしてみた。
▼前菜
▼桃のポタージュ
▼魚料理
▼肉料理
▼デザート
自宅でサラダを作ってみるとわかるのだが、見た目も綺麗に盛り付けるには野菜の切り方然り、盛り付けるお皿然り、意外と難易度が高い。どさっと置いてしまうとドレッシングもうまくかからないし。
桃のポタージュは初めてだった。
ポタージュといえど甘みが強く、ジュースのような感覚で楽しむことができた。
個人的には自宅で魚を調理をすることが少ないので、外食で魚料理があると調理方法はいろいろあるんだなあと思う。オリーブオイルはもちろん、バルサミコ酢も合うなあ。
肉料理、今回は豚肉。
「外食してる感」を感じる時は柔らかい食感、のような素材要素もあるけど、調味料による部分も大きいなあと思う。今回で言えば胡椒の実。めっきり外食頻度が減ってしまったので、自宅で外食してる感を演出したい時は調味料やスパイスにこだわってみるのもありだなと。
ちなみにボン・マスダは帰り際、店外までお見送りをしてくれる。
忙しくしているお店も多い中で、人柄が出るなあと思ったり。
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冒頭に書いたように、静岡は平生でも流行っては廃れてのスパンが短く、「こないだ行って美味しかったな」、「何度も行ったな」というお店にいざ行こうとすると閉店していた・・・ということが多々ある。
それに加えて自粛ムードはカフェ、レストランにとって向かい風である。
ちょっと何様?な言い方をすると”贔屓の店”には、営業してくれているうちに足繁く通って応援したいものだ。
静岡は広いので、kindle unlimitedでも読めるこの本を片手にカフェ巡りを再開したい。