アメリカへの旅行を計画している方にとって重要な準備にESTA(電子渡航認証)があります。
90日以内の滞在の場合、トランジットも含め日本国籍だとビザは必要ない(免除)のですが、代わりにESTAを申請しておかねばなりません。
しかし厄介なことに、検索結果のトップに表示されるのは正規のESTA申請サイトだけではなく代行業者のサイトもあり、必要以上に高額な代行費用を支払ってしまうことがあります。ここでは、誤ってESTA代行業者に申請・支払いしてしまった際の返金方法をまとめます。
事の発端
先日アメリカ入国にあたり、ESTA申請をしました。何気なくカード明細を見ると、いくら円安とはいえ通常の費用「$21」より高い金額(8,000円超)の記載が。改めて調べてみたところ、正規サイトではなく代行業者「ESTA Online center」であることに気づきました。
正規サイトとの違い
1枚目がESTA Center=代行業者(https://esta-center.com)、
2枚目が正式なサイト(https://esta.cbp.dhs.gov)。
どちらもちょっと日本語が怪しいのも紛らわしさに一役買っていますが、、
代行サイトはSEO対策もしているからか、検索結果ページの最上位に表示されることもあり、一見正式なサイトと勘違いしてしまいます。
代行業者の中にはきちんとESTA申請を済ませてくれるサイトもあれば、請求だけして申請していない(入国審査で気付く)というケースもあるようで要注意です。
キャンセル方法
ESTA centerの問い合わせページから「その他」を選択の上、返金希望の旨を連絡。
すると以下のような返答がありました。
一見すると返金に応じてもらえなさそうな内容ですが、サイト構造や申請フローを振り返り
>「同意事項」に記載しております。
>トップページにも記載しております。
> 詳しくは下記URLをご確認ください
この3点について食い下がってみました。
特に「下記URL」で誘導されるページは辿り着くまでに複雑な経路があり、とても事前に同意していた・把握していた、とは思えません。
返金手続き
数日後このような返答があり、無事返金に応じてもらえました。
名前が入っている都合省略してしまいましたが、もう少し前段に文章がありました。
代行サービスについてのご説明やお代金につきましては
申請ページお客様同意事項欄や決済ページ等にも記載させて頂いておりましたが、
お客様にて承知の認識が無かったとの事、申し訳ございませんでした。
お間違いで申請されたとの事ですので、代行サービス料についてご返金をさせて頂きます。
正規の申請料$21と返金手数料300円が引かれ、代行手数料分が返金されました。
まとめ
余分に300円の支出が発生してしまいましたが、勉強だと思うことにして・・・。
アメリカ旅行自体は何度かありましたが、久しぶりにESTA申請をする中で直面した出来事のご共有でした。
Xを見ていても同じように代行業者経由で決済してしまっている(人によってはESTA数万円単位の手数料を引かれている方も…)投稿を目にしたので、ご参考になれば幸いです。