実際のところ、広告代理店ってなにやってるの?
書店に行くと、ビジネス書籍コーナーには「広告」のブースがある。
ノウハウや事例集はもちろん、「広告代理店への就職の仕方」的な本も多く立ち並んでいます。
新卒の人気企業ランキングをみると、日本の2大広告代理店は相変わらず上位にいますね。
2017年卒 就職希望・人気企業ランキング|キャリタス就活2017|新卒・既卒学生向け就職活動・採用情報サイト
ところで広告代理店ってなにやってるんだろう。
学生時代、周りには広告業界志望者は多かったし、勤務経験のある教授の講義なんかも出席したことがある。
「有名人と関わりながら、多くの人に見てもらえるものをつくって、社会に影響を与えられる仕事ができる・・・」
実際のところどうなのよ、ということで代理店に勤めている友人にどんな仕事してるの、1日のスケジュール教えてよ、って聞いてみました。
今回会ったのは、最近なにかと「ホット」なネット広告の部門にいる友人です。
【なにやってるの?】
ネット広告の出稿、管理、報告。
「ネット広告」ってざっくりしてるね、と聞くと、
「ネットで検索するとサイト名以外に『○○を買うなら××(サイト名)』みたいな文章あるでしょ?あれとか、サイト内で追っかけてくる画像とか。ああいうのの文章を考えたりつくったり」
とのこと。大雑把だけど、まあなるほど、って感じ。
【1日のスケジュール】
8:30 出勤
早めに出社して、一息ついてからデータチェック、広告の配信状況をみる。
定時は9:30だが、早めに出社している社員は多いとのこと。
同期はもちろん、先輩も来ているらしい。
フレックス制の私からすると、お早い出社だと感じるが、(後述するが)集計作業とかレポート出力に時間がかかるので、早めに着手しておきたいのが理由なんだと。
10:00 レポート作成
朝から頑張っていたデータ集計も終わり、外注先からのレポートが届き始めるのがこのあたりの時間。やることが多い分、外注先と分業しているのが基本らしい。
ここでは、広告の運用をしているいわゆる「管理画面」(このはてなブログなんかでも記事を書いたりアクセス数を確認できるように、ネット広告にも同じものがある)の数値と、代理で集計してもらったレポートの数字が正しいかの確認を行う。
(わざわざ再確認するの?)と思ったが、まあ誰でもミスがあり得るし、直近でも某社の数字絡みの報道があったからそのあたりはピリピリしているらしい。なるほど。
11:00 分析作業
数字が正しいことを確認したら、どうしてそういう数字の推移をしたのか分析を行う。
いわゆる「4マス」と呼ばれるテレビ、ラジオ、新聞、雑誌と比較すると、正確かつ即座に広告の出稿状況、配信先、どんなキーワードで検索されたか、などといったデータが出るとのこと。すごい。
こんなに詳細な情報まで出力できるとごまかしが利かないし、なにぶん「運用」だから上手い・下手が出るね、って聞いたらやっぱり、それなりにプレッシャーはあるらしい。
クライアントを納得させられる分析をしたうえで、じゃあ今日はこういう調整をします、と報告する。
12:00 ランチ
さすがにランチくらいはゆっくりするでしょ、と思っていたけどやはり時間単位で数字を見る世界。パンを片手に作業することもあるし、食べないこともあるとのこと。
株やってるわけでもないし、そんな頻繁にウォッチするのかと驚いた。
「どちらかというと、レポートの提出期限は決まっているし、やることも多い」
う〜ん。。
13:00 運用(開始、停止、調整)
ところで「運用」って言葉、よく使うけどどういうこと?
「ざっくりいうと、広告ごとに予算が決まっていて、その中でどれくらい配信するかを決める。さっき集計したデータを見て、ユーザーの購買行動につながった広告は多めに出るようにするし、逆に悪いものの配信量を落とす。そういう判断を毎日している」
なるほど、ランダムに広告って出ている訳ではないのか。
この「購買行動」は、例えばクライアントのサイトで資料請求をしたり、商品を買ったり、会員登録をしたり、といった「ゴール」を指すという。
そう考えると、「4マス」よりシンプルですね。広告を出して、ゴールしたかがわかる。ゴールへの効率の良い広告を多めに出して、悪いのは減らす。ある意味ちゃんと広告してる。でもあの邪魔くさいバナー広告はどうにかしてくれ。
14:00 定例会に出席
メールでも毎日、あるいは毎週レポートで報告しているというが、もちろん対面して報告することあるのだとか。
ここで入念な打ち合わせをして、今後の方針を決めていく。
ネット広告の歴史はまだ浅いこともあって、「完全にお任せです」と結果に応じて予算だけ提示してくれるクライアントもいれば、「なんでこんな推移になってるんですか。広告はちゃんと出てるんですか」的に、鋭く突っ込みをいれてくるクライアントもいるそう。このあたりのネットリテラシーの差で、報告の仕方(主に表現)が変わってくるのが難しいという。
16:00 施策の実施
普段使う検索エンジンはGoogleかYahooくらいだけど、「広告を表示させる」媒体は無数にあるという。よく考えたら、ストーカーのごとく追いかけてくるバナー広告も、出現方法がいろいろあるな。
広告の出し方も違えば、必要な準備も違うという。
できることももちろん違うし、アプローチできるユーザーも違うというから大変な話だ。
17:00 ミーティング
でた、ミーティング。
ここではチームごとの報告だったり、それぞれの状況をシェアすることで自分たちのチームにも役立てようという目的らしい。
さすがデジタル系の会社だけあって、ダラダラとせずきっちり時間どおりに終わらせるのだと。
18:00 資料作成
どんだけ資料作ってるんだ。
クライアントごとに提出するものが違うので、複数案件あるとまたデータ集計して、レポートを作って、次にやることをまとめて、の繰り返し。数学苦手には世知辛いですな。
23:00くらい 退社
いきなり時間が飛んだが、上記の通り資料作成が多く、また詳細なデータが出せてしまうがために齟齬がないよう打ち合わせを重ねていくからこれくらいの退社時間になるそうだ。
なにぶん、集計対象が違えば分析内容も変わる(当たり前だけど)ので、このあたりは慎重になるという。
退社時間が「くらい」なのは、日によってやることは変わるし、クライアントから連絡があれば対応しなければいけないし、「詳細なデータをすぐ出せるのは便利な一方、やることは際限なく増える」のが大変なんだとか。
【悩み】
・気が休まらない
なにぶん、「管理画面」でボタンをポチッとするだけで広告が出たりストップしたりするから間違えてないか?みたいなのは日々、気になるらしい。
休みの日は配信しない方針ならば、ちゃんと出てないか?を前日に設定確認するし、一応休日にも見るという。ほ〜。
・ネットで触れるものを広告視点で見てしまう
GoogleもTwitterもFacebookも、言って見れば広告収益でやっている。
だから、ああいうところに出てくる広告は気になるし、アップデートされたら自分のクライアントに活用できないか?と考えてしまうらしい。大変やな。
、
、、
、、、
こう見ると、広告代理店といえど一般的な営業職の人と変わらない点も散見されるが、デジタルな仕事というだけあって「今すぐ」できてしまうことが利点にも欠点にもなるそうだ。
ノマドワーカーとかフリーランスが生まれやすい一方、悪くいえばPCさえあれば仕事ができてしまう(=自宅や土日の境がなくなる)んだなと思った。
PCの仕事なんだから自動化できないか、とも思うけれど細かい設定は人間じゃないと確認できないところがあるし、バランスが難しいのね。
仮にできたとしても、「最近の大学生はデスクトップPCを使わない」なんて言われるくらいに、若い人ですらPCスキルに差が出始めているというのだから、結局は個人の知識量や経験値がモノをいう世界なんだろうな。業務量がどうのって話もあるけれど。
エクセルなんて大学で使わなかったしな、すぐ覚えられるかどうかもセンスかな。
と、ここまでは
「有名人と関わりながら、多くの人に見てもらえるものをつくって、社会に影響を与えられる仕事ができる・・・」
要素のうち「有名人と関わりながら」の部分はなかった。
やっぱり部署によるんだろうね。
運用はやるけど、広告に使う画像はデザイナーが担当したり、その「有名人」とのセッティングは撮影班がやったり。一般人が経験しないような仕事やったら教えて、って言っといた。
今回は仕事の話を聞いてみたけど、今度会った時は「飲み会ってやっぱり派手なの?」みたいなところの真相に迫ってみたい。
【余談】
煽り文章書かせたら、イケダハヤトはピカイチですね。
スケジュール管理された週末を実践してみた
おしゃれ雑誌を開くと登場する、意識高い週末を送っている方々。
拾い物画像だけど。こういう方。
週末も予定ぎっしり、充実した日々を送っている方。
ほんまかいな、と。
私も自由に時間を使える週末を最大活用しようとは試みているけど、ここまでぎっしり詰め込むことはないな、と。
でも仕事ではスケジュール管理、タスク管理の重要さを説かれる。
ならば休みの日もきっちり TO DOを明確にして過ごしたほうが充実するのではなかろうか。
ということで、やってみました。
【私の24時間】
10/29 (土) 7:30 起床
平日とほぼ同じくらいに起床。満員電車に乗る必要もなく、焦る必要もないため、目覚めは良い。いや、どちらかというと、二度寝しようかな、という誘惑に負けそうになる。が、管理された週末を送るため、えいっと起床。
8:00 洗濯
平日は溜まりがちな洗濯物を消化。
洗うのも干すのも、アイロンをかけるのも苦手な人が多いとよく聞くが、個人的には汚れたものを綺麗にして、また使う作業はなんだかクリエーティブで好き。
9:30 美容院に行く
髪量が多い私は、1ヶ月も経つと手に負えなくなってくる。今回は2ヶ月も間をあけてしまったので、結構量を減らしてもらったのと、ヘッドスパをしてもらった。今週はちょっと忙しかったので、施術時間の間、眠ってしまった。
11:20 洗濯物の整理
一旦帰宅して、家を出る前に干した洗濯物の整理。
13:30 英会話セミナーに出席
1年ちょっとアメリカで留学をしていたとはいえ、働きだしてからすっかり使う場面は減ってしまった。英語解説動画や海外ドラマを観て、カンが鈍らないようにしてはいるものの、実際に使うに越したことはないので。
以前のエントリーでも触れたように、よく参考にさせてもらっているHapa英会話のJunさんの来日講演でした。
動画やポッドキャストでもわかりやすくて、親切さが伝わる方だけど、実際に会っても良い方だった。わかりやすいし、質問にも全部丁寧に答えてくれる。
今回のセミナーで参考になったのは、
1. フレーズの置き換え
2. "water"の発音が通じない時の対処法
3. 話し始めがワンパターンになってしまう時の対処法
1のフレーズ置き換え。
いざ英語を使うと、同一の単語ばかりが登場してしまいがち。「考える」、「思う」を伝えたい時、いっつも"think"使っちゃうな…というように。
そういう時は例えば"come up with"を使ってみる。
これひとつをとっても、意味が複数あるから、様々なシチュエーションに活かせる = 会話の幅が、表現の幅が広がる。
2のwater、これはアメリカ英語か、イギリス英語科でも違うというのは色々なところで見かける。ウォーターなのか、ワラーなのかみたいな。
で、注文する時に"Can I have water?"が伝わらなくて押し問答する、というのもよく聞く話。
この問題への対処法として、"Can I have a glass of water?"という伝え方をしてみては?とJun先生。
日本語でもいち単語ごとに意味を判断している訳ではないように、英語も文脈・話の流れから意味を推測している。こと"a glass of ~"に関していえば、そのあとにくるのは"water" か"beer"であるのが基本なので、この一言を足せばきっと伝わるとのこと。
3は私の質問だったけど、自分の英語とネイティブの英語を比較すると、いつも"I"から始まりがちだな、と。I went to the US. I studied intercultural communication. I stayed for 1 year...みたいに。
これについて、主語が欠落しても、あるいは語尾のイントネーションを変えるだけで意味が伝わる日本語に対し、主語がないと成り立たない英語では特に気にするほどのことではないとのこと。
そのほか、「様々な学習法が試せるようになった。でも伸びない人に限って、勉強時間より方法を探している時間のほうが長い」
確かに、と思った。まずはやらないと。続けないと。
17:30 懇親会に参加
せっかくならばと、登壇したJun先生と一般出席者とで参加できる懇親会へ。
やっぱり人気な方で、フリードリンクなんだけど、飲みに行くスキも与えられないほどに囲まれ質問攻めにされていました。それでも笑顔で一つひとつ質問に答えるJun先生の人の良さをひしひしと感じました。
21:00 渋谷へ移動
もう十分なくらいだけど、渋谷へ移動して友達に会う。
街は仮装、コスプレに溢れる。
初めてハロウィーンの渋谷を訪れたけど、交通規制、人の波、異常だった。いや〜、住む世界が違うな〜。
23:00 クラブへ向かう
人の多さ。歩くのも一苦労。行列もいつもに加え、長い。
今回はClub Asiaを選んでみた。
EDMって聴かず嫌いをしていたけど、実際どうなのよ、を知りたかったのと、「泡パ」ってなに、を体験したかったのと。
行ってみて。
EDM、いいと思う。よく考えたらトランスもユーロビートも好きだし。仲間といえばそれまでだが、まあでもこれらは思い出補正、好きな曲があるというのが強く作用しているので、EDMを好きになるにはもっと曲を知らなきゃな、という当たり前の結論に至りました。David Guettaは好き。
泡パ。これは頭おかしいと思った。
泡パ、すなわち泡パーティ。要するに幼少期によくやった泡風呂の泡が会場に振りまかれる訳である。
いま検索して見つけたけど、これ最初に見てたら行かなかったと思う。
文字だけで「気になる。行ってみよう」と判断してた、なぜだ。
まあ実際、遠目で見ている分には楽しそうだった。泡が楽しいのは子供だからじゃなくて、何か本能的なものだろうと。でもこれ、実際身体にかかるとすごく濡れる。濡れるとどうなるか。寒い。
めっきり冷える日が続いている最近。服が濡れるのは致命的だった。服だけじゃない。泡が振りまかれるということは、足元に泡が、そして泡に含まれる水分がたまるのである。これは迂闊だった、靴も靴下も浸水して、部屋に帰るまで極寒。
29:30 (10/30 5:30) 帰宅
朝帰りうんぬんより寒かったのが応えた。すぐシャワー浴びた。
アメリカにいた時も朝にドーム(寮)に戻るというのはみんなよくやっていたけど、徒歩でも10分かからない範囲で楽しくやるのと、始発を待つのとはえらい違いである。
基本、キャンパス内でワイワイやってたし、タクシーを使うにしてもこれまた10分も走らずに着く。料金体系が違うから単純比較にならないけど、だいたいは$5で済んだアメリカのタクシーはすごく安い。日本の初乗り料金以下。
かといって、都心に引っ越したとしてもパリピにはならないだろうけどね。夜は眠たい。
【ぎっちりスケジュールをやってみて】
前半(セミナーまで)の充実感、意識高く自分磨きしている感に比べ、渋谷に着いた後からの堕落感。詰め込みすぎである。24時間じゃないし。起床から計算したら文字通り一日か。
成功か失敗かでいえば、一日にどこまで何をできるのか検証できた点で成功だったといえる。
反省点として、懇親会の二次会に参加して、もっと密な話をするとか、まっすぐ家に帰って早速勉強するとかしていたら、もっと完璧だったかも。
早起きして、美味しいご飯食べて、人と話して、翌日の準備をして、きちんと睡眠時間を確保するくらいがちょうどいい。結局はそういうことなんだ。
【結論】
インド旅行するよりかは、自分探しができました。
【保存版】ポルノグラフィティのインディーズ音源
- アーティスト: ポルノグラフィティ
- 出版社/メーカー: インディペンデントレーベル
- 発売日: 1999/12/10
- メディア: CD
- 購入: 1人 クリック: 3回
- この商品を含むブログ (3件) を見る
2019年の9/8でデビュー20年を迎え、10年ぶりの東京ドーム公演を成功させたポルノグラフィティ。
近年はデビュー前後話に焦点を当てられることも僅かながらあるものの、詳細はなかなか触れられないインディーズ時代。
2016年3月にあったファンクラブイベントで、インディーズ時代verの『ヒトリノ夜』が披露され、そのMCで本人たちは当時の音源を持っていないとのことだから、再音源化は難しいと思われる(その『ヒトリノ夜』さえ、YouTubeに転がっている音源を元に音取り、いわゆる耳コピをして再現したそうだ)。
FANCLUB UNDERWORLD 5 Live in Zepp DiverCity 2016 [DVD]
- アーティスト: ポルノグラフィティ
- 出版社/メーカー: SE(SME)(D)
- 発売日: 2016/10/26
- メディア: DVD
- この商品を含むブログを見る
ということで、アップされては削除され、再アップ、を繰り返すインディーズ時代の音源を、2016/10/22現在視聴できる範囲でまとめておこうと思います。
※2021/7/4
当然ながら削除される動画多しですが、まとまった動画があったので追記。
先述のライブで参考にされたと思われるインディーズ時代のヒトリノ夜。
振られたと思われる主人公がやけに後ろ向きで暗い…。
メロディはほとんどスタジオ版と同じだけど、ギターソロ前のユニゾンがなかったり、歌詞が違ったりと細かな違いはある。
Aメロは低く作られたが、当時の昭仁さんの音域的に難しいこともあり現在のメロに書き直されたとは、FCUW5からのMC。
ちなみに、「インディーズ」とはいうものの、この曲の作曲は今でこそ、いきものがかりのプロデューサーとしても有名な本間(ak.homma)さんであり、この時期は「メジャーデビュー準備期間」とも呼ばれているらしい(要出典)
その時期に作られた曲の多くが、1stアルバムの『ロマンチスト・エゴイスト』収録曲であることは、ファンの間では有名。
2020年に入ってインディーズ時代の映像が次々とアップされる事態が起きているが、オフィシャルにリリースされたライブDVDに3人時代のアポロ、ヒトリノ夜が収録されていないことを考えると、インディーズ時代のこの映像は貴重と言える。
違法性を問われれば閉口する他ないが。
- アーティスト: ポルノグラフィティ,ハルイチ,アキヒト,ak.homma
- 出版社/メーカー: ソニー・ミュージックレコーズ
- 発売日: 2000/03/08
- メディア: CD
- クリック: 49回
- この商品を含むブログ (88件) を見る
Jazz up
ロマエゴのオープニングナンバーであるJazz Upも、基本的なメロディが変わらないけど、歌詞が異なる。
ジレンマ
ライブ最後に演奏される、定番曲『ジレンマ』。
メンバー曰く、「2番目に作った曲(1曲は秘密)」(出典:ワイラノクロニクル)、と思っていたけど、FCUW5では「最初にできた曲なんだよね〜」とも語られていた。
ポルノグラフィティ ワイラノクロニクル―B.PASS SPECIAL EDITION
- 作者: B-PASS
- 出版社/メーカー: シンコーミュージック
- 発売日: 2001/03/01
- メディア: 単行本
- 購入: 1人 クリック: 24回
- この商品を含むブログ (6件) を見る
スタジオ版と構成は同じだけど、歌詞はもちろん違うし、なんだがもっさりしている。
お馴染みのジレンマはもっとスタッカート感あるよね、ドラマーが違うとこうも変わるのか、アレンジがそうするのか。
※2019年に開催されていたポルノ展でインディーズ時代のサボテン、ジレンマの映像が公開されていたが、それを観る限りデビュー後のジレンマとキーやテンポは同じだった。
この映像(音源)が半音下げなのは、当時はテープだから劣化している?からだと思われる。
デッサン
1stアルバムにも収録され、4thアルバムまでシリーズが作られた曲。
デビュー後よりも半音キーが低いほか、歌詞も一部異なる。
何よりサビの「セロリが嫌いなことだけ」、
Cメロの「僕と君との幸せを考える それは僕自身を切り刻むことなんだ」
という衝撃的な歌詞が一部ファンの間では有名。
上記を含む歌詞は当初昭仁さんが書いていて、どんなフラれ方をしたんだと晴一さんをして「人でなし」と言わせしめた曲。
余談だがこの頃のポルノ、特に昭仁さんって、清志郎さんとかイエモン(吉井ロビン時代)の影響あるようにも感じる。
ビジュアルに関してはつんく♂感。
ロマンチスト・エゴイスト
1stアルバムのタイトルにもなっているこの曲。
インディーズ時代verは初めて観た。
けど、作曲者はメンバーではないので恐らく「準備期間」に作られたのではないか。
ちなみに、スタジオ版より半音高い。
このライブのキーボード、誰なんだろう。
PRIME
ミュージック・アワーのカップリングに収録されている楽曲。
ライブ音源と思われるが、イントロがよりジャジーになっている以外はほぼデビュー後と同じであること、他のインディーズ曲と比較すると完成度の高い曲であること考えると、デビュー準備期間に制作されたのだろうか。
ワイラノクロニクルでもTamaが語っていたけれど、デッサンはじめ(当時の)昭仁さんの喉に負担の大きそうな音域の広い曲だなあと感じる。
Tokio Graffitti
インディーズ時代の動画を探し続けて八年…漸く辿り着いた
— 剱持正志 (@kenmochi01) 2020年3月11日
そこにはリビドー#ポルノグラフィティ #インディーズ#TokioGraffitti#リビドー
音割れすごいから映像を楽しんでる感じ
消される前に保存しといてよかった… pic.twitter.com/Wfw78buoMU
後のリビドー。
「Crazy about you」→「Tokio Graffitti」→『リビドー』と変遷を経ている。
デビュー準備期間というだけあって、他の映像に比べるとビジュアル(特に衣装、髪型)が安定している・・・。
チラッとうつるキーボードはジャッキー池田氏だろうか。
Don't Bite My Legs ~ Jazz Up ~ LION ~ メランコリックグライダー ~小さな鉢のサボテン ~ ロマンチスト・エゴイスト
ここからはデビュー後、音源化されていない曲、あまり触れられていない曲を挙げていこうと思います。
メンバーのキャラ設定がブレブレなこの時期。初々しい。
しかしオーディションの模様の晴一さんはなぜこの髪型にしたのか。田舎から上京した坊主感バリバリ。テレビ収録に気合入れて失敗してしまったのか。
それは置いといて、まず演奏力が高い。
歌のうまさは言わずもがな(「遅かれ早かれでてくる」と評される)、4人だけなのに音圧がある、リズム隊は安定している。晴一さんはこの頃からアヒル口。
メジャーデビューした3人はもとより、このドラマー楽しそうに演奏しているし、好きだけどなー。諸事情はわからないけれど、デビューまでは在籍しなかった。
Jazz Upは先ほどと同じライブ内容なので割愛。
LIONも、メジャーデビュー後は「ライオン」として収録されている。
以前も書いたように、LED ZEPPELINライクなハードロック路線のスタジオ版に比べ、インディーズ版はカッティングが映える。
メランコリックグライダーはインディーズ時代の曲の中でも、個人的に特に好きな曲です。
ベースソロがあり、キーボードが映え、ギターはワウワウ。
ある意味、最もポルノっぽくない曲。
こればかりはどうにか、歌詞も聞き取れるかたちで再音源化されること願ってしまう。
サボテン99
サボテンは複数バージョンがあることは有名ですね。
※ただしこの名称(サボテン99)としての楽曲は正式には存在しないという話も聞く
サボテン、サボテンsonority、小さな鉢のサボテン、サボテン'99、ベースのTamaがソロライブで披露したというクリスマスバージョンも含めると少なくとも、5種類はある。
この映像に収められているのはスタジオ版と比べ軽やかで、爽やかなサウンドだけど、サボテン'99はゴリゴリしている。
小さな鉢のサボテン
1つめはデビューまもなくに持ったラジオ番組での弾き語りver. でしょうか。
歌詞は先のサボテン99にも、デビュー後のサボテンにも通じるものがある。
ちなみに、サボテンに関するエピソードは関西地域のみの放送だったと思われる、この番組で言及されています。
Tamaに関しても触れる、珍しいシーン。
winter's man
ポルノはアゲハ蝶、サウダージはじめラテン調の楽曲が強みと言われることは少なくない。この曲はその傾向が垣間見える。
歌詞も聞き取れるし、なんならコピバンでやろう!となっても音取りができるくらいには音質も良い貴重な音源(削除済み)。
インディーズ時代の作曲は全てと言っていいほどTamaが担当していたとのこと。
話から察するにお金もなく、現代のようにYouTubeで世界の曲に気軽にアクセスできたわけでもないこの時期に、これだけバリエーションに富む作曲ができるTamaはやっぱりすごい。
M・O・O・D
これはメンバーの特徴がすごくでている曲だと思う。
メジャー後の楽曲なら「見つめている」に通じるねちっこいボーカル。
女性目線のスリリングな歌詞。
それを仕立て上げるようなドラマチックな曲構成。
なぜデビュー時に採用しなかったのか不思議なくらい、完成度の高いこの曲。
薄々感じているかもしれないけど、インディーズ時代は4人の音しかないだけあって、ギターがギターっぽい、言うなれば今以上にバンドサウンドであるとも言えるね。
アウトロはライトハンド奏法でしょうか。こういう、晴一さんのルーツロックな部分が楽しめるのも、インディーズ楽曲の特徴。
※2020/1/17 追加
M・O・O・Dのライブ動画を発掘。
冒頭のMCで「最初に作った曲」と紹介している。
デビュー以降、頑なに最初の1曲めは「秘密」とされてきたり、時期やインタビューによってはジレンマが1曲めとされていたり。
思惑は本人たちのみぞ知る、だが、インディーズ初期からジットリ・粘っこい、捉えようによっては 瞳の奥をのぞかせて だったり カメレオン・レンズ にも繋がる女性目線の大人の恋愛歌詞、あるいはサウダージの「男の中にもある女々しい部分」的な女性歌詞の土台があったんだな、と。
初めて作ったオリジナル曲だと明言してますね🤔
— 剱持正志 (@kenmochi01) 2020年3月16日
140秒が限界か…それにしてもイケイケな感じが良い#ポルノグラフィティ #インディーズ #MOOD
イントロのベースが心地よい pic.twitter.com/NAkT8UMiXK
Busy
制作時期などの詳細は見たことがないけれど、音源・映像が鮮明な曲。
このライブ自体は映像化されているようで、他にも
POW、LION、ジレンマ、ランドール、Naked Child、Games Peopla Play(カバー)等が披露されていた。
ランドール
先述の『LION』と『ランドール』は、同じくインディーズバンドとの対バン企画で販売されていたことから、比較的、有名な曲かも。
- アーティスト: ポルノグラフィティ
- 出版社/メーカー: インディペンデントレーベル
- 発売日: 1999/12/10
- メディア: CD
- 購入: 1人 クリック: 3回
- この商品を含むブログ (3件) を見る
Tama楽曲の本髄はバラードと言われるくらい、泣かせる曲が多い。
ここから、暗い曲を紹介していく…。
優
メロディが美しく、シンプルなバンドサウンドではあるけど、なにぶん歌詞が悲しいしそれを歌い上げる明仁さんの歌もうますぎるので、あまり聴けない曲。
インディーズ時代のバラードは、優しくもどこか悲しく、胸を抉られるような曲が多い。
Cry on the river
Tama作曲が中心な中、作詞作曲が晴一さんと言われるこの曲。
これもまた特徴が出ていて、『カルマの坂』のような小説感、映像化して欲しい感。
インディーズ時代に関する情報が少ないために、どんな状況で楽曲制作していたのかと想像に頼る。考えれば考えるほど、テーマを考え過ぎてしまう、そんな曲。
上記は2020年にアップされた映像だが、ストリングスがいる・・・。
他の映像から察するに、1997年頃と思われるが、この頃は既にメジャー契約をしている「準備期間」だからこそのアレンジだろうか。
まさかデビュー前のバンドとは思えないアレンジ、東京ドームでのNAOTOストリングスがあっただけにポルノ=ストリングスアレンジは切っても切れない縁のように感じる。
左に下る坂道
一転して爽やかポップス。
こういう曲もいいよね。歌詞の雰囲気的に、『Aokage』のような、因島の頃を書きました、みたいな。(「あの伝言板に残した伝言 確かめにゆく」という歌詞、もはや今の若者に伝わるのだろうか………)
クリーンサウンドで軽やかさを演出しておきながら、ソロはゴリっと、でも泣きメロのポイントを押さえている、というような構成がインディーズ時代の特徴のひとつだと思います。プロデューサーもいたわけではないだろうに、よくこんなうまく作り込めるな。
Naked Child
ある意味、タイトルがポルノな曲。
なかなかテープは劣化する性質があって、歌詞がほとんど聞き取れず…。
メジャーデビュー後の違いは色々あるけれど、ことギターに関してはカッティングが多いよね、インディーズ時代は。
パラシュート
一部では「それだけじゃない」という曲名でも出回っているが、「パラシュート」が正式名称らしい。(歌詞も確認する限り、パラシュート、Fly again というワードが含まれるあたり、そのほうが確からしい)
以前はこの曲のフルバージョン(同ライブ内容)もアップされていた。
インディーズ時代はレスポールを使っていたとしても歪み、ハードなリフよりカッティングが多い印象があり、この曲もその例に漏れない。
使用しているレスポールはよく見えないが、"別冊俺”に基づけば東京進出の意気込みにかけて購入したモデルなので、97-99年頃だろうか。
GATE
ハードロック + ファンクの融合といえば、バンド名の由来にもなっているEXTREME。
インディーズ時代は、このバンドを意識していたと思われる曲はいくつもある。『GATE』もそのひとつ。
やっぱTamaのベース好きだな〜。
ライブが活動の中心となると、お客も参加できる曲が必要になってくるからか、掛け合い/コールアンドレスポンスが多く取り入れられているのも、気になる点。
でもこれなんて言ってるんだろう…。Take it?
POW... (...POW)
最後は、ライブ会場で手売りしていたとされるカセットから、「POW... (...POW)」
ベース上手いな〜カッティングがファンキーだな〜
ってこれラリーグラハムのPOWじゃね?!
そんな具合に、洋楽からインスパイアされていたり、何をどう感じてか、Games People Playをカバーしていたりしたインディーズ時代。
今は今の良さがあるし、演奏力ももちろん今の方が高い。
本人たちが公言しない以上、「非公式」な音源をこっそり聴いてルーツに思いを馳せるのもいいな〜と。私が高校生の時にはもっと音源が転がっていましたが、7年も経つとさすがに削除されていました。
そんなポルノグラフィティも20年以上に渡る活動を続け、稀代のソングライターだったTama在籍期間を上回った。
そのTamaも、休止(※表立った活動発表のない期間)を経て、本名:白玉雅己 名義でTwitterを開始。
さらにはサポートミュージシャンとして共にステージに立った ただすけさん(Key)、ポンプさん(Dr)と表舞台にも復帰。
ポルノグラフィティへの合流はさておき、各メンバーの活動が注目される。
時の流れは早い、そしてポルノも息の長いバンドなんだと感じる今日はワールド☆サタデーグラフティ!
※YouTubeでは削除されているいくつかの楽曲、ニコニコ動画ではまだ視聴できることを確認
小さな鉢のサボテン〜Cry on the river〜 M・O・O・D〜Don't Bite My Legs〜ジレンマ〜デッサン〜Gate〜左に下る坂道〜Winter's man
ポルノグラフィティ ワイラノクロニクル―B.PASS SPECIAL EDITION
- 作者: B-PASS
- 出版社/メーカー: シンコーミュージック
- 発売日: 2001/03/01
- メディア: 単行本
- 購入: 1人 クリック: 24回
- この商品を含むブログ (6件) を見る
【2016/10/23 追記】
インディーズ時代の曲の歌詞がまとめられているサイトを発掘しました。
耳コピと思われ、一部日本語的に”??”な箇所はありますが、音源(カセット)自体が所在不明な現在、貴重な資料です。
【2018年2月3日追記】
こうして聴くと、サボテンはどのバージョンでも演奏でも、良い曲ですね。
ツアー中ですが、しまなみテレビ、待ち遠しい。
今月の郷土菓子
今月も世界の郷土菓子を食べてきました。
場所は渋谷と原宿の中間。
どちらの駅から歩いても、徒歩10分くらい。
レギュラーメニューと、月替わりで3種ずつメニューがあります。
今日挑戦したのは、グルジアの チュルチヘラ、ベトナムのバインザーロン、アゼルバイジャンのシュチェルブラ。
今回はちょっと人が多めでした。
オープンして4ヶ月目となると、街に馴染んでくる頃でしょうか。
お店にはいつも、このFBアカウント主かつ店長(郷土菓子研究社 代表)である林さん。
オーダーしてお菓子を運んできてもらったとき、「前に会ったことありますよね?」って覚えていてくれたの、嬉しかった。前回の来店からちょっと間が経ってしまったのに。
いつもお店を出るときに店先までお見送りしてくれる、優しい方です。
ういろうのようなバインザーロン。
ハーブが使われているだけあって、今回のメニューの中では最も異国感があったかも。
何か以前にも食べたこともあるような懐かしさもあった。
弾力の強いもちもちな食感は好きだったけど、フォークでなかなか切れないので、食べるときは要注意。
グルジアのチュルチヘラ。
ぶどうジュースでコーティングされたクルミ。
クルミのかたさとコーティングされたジュースの柔らかさがちょうど良い。
5切れになっているので、他のお菓子を食べてながら帰ってこれるし、気に入って何回も食べるにも量が多すぎず。今回の印象に残っているお菓子です。
アゼルバイジャンのシェチェルブラ。
学生時代に行きたかったアゼルバイジャン。東欧諸国ってロマンがあるよね。気軽に行ける距離や旅費じゃないけども。
これもクルミが入ったパイ菓子で、チュルチヘラとは違い、砕かれたもの。
またアゼルバイジャンに行きたくなった。
こういう世界の食べ物を食べているときは、その国のことを妄想する。
この国の人は、いつもこんなお菓子を食べてるのかなとか。
日本にも和菓子がありますけどね。
なかなか国外に出て食べに行く時間がなくても、こういうお店があると、旅行した気分になれるのは貴重です。
まだ食べていないレギュラーメニューがあるし、来月のお菓子も楽しみなのでまた行きたい。
THE PASTRY COLLECTION 日本人が知らない世界の郷土菓子をめぐる旅
- 作者: 郷土菓子研究社・林周作
- 出版社/メーカー: KADOKAWA/エンターブレイン
- 発売日: 2014/05/31
- メディア: 単行本
- この商品を含むブログ (4件) を見る
中途半端に残業規制されても困るという話
某社で過労死された方のニュースが周りでも話題になっています。
私も、web業界の端くれとして生きているので、わかるなあと知った気になったり、友人からは実際どうなの?みたいな。
某社の体質とか、105時間という労働時間について、とかは先輩社会人ブロガーやらツイタラーの方々が各方面で拡散しているので譲るとして、この煽りを受けて「中途半端に残業規制されても困るよなあ」というのが、私の正直な感想だったりします。
実際、ネット関係のお仕事はやることが多い。
人手不足だ、という意見は色々な人が指摘しているけど、それもそうだしさらにざっくりといってしまうと、
1) PCスキルに左右される
2) どこでも仕事ができてしまう
みたいなところがあります。
1のPCスキル、イマドキの大学生はPCでレポートや論文作成をするとはいえ、入社するまでExcelを開いたこともなかった、という人は多い。私もそうだった。
プレゼン講義のおかげで割と使用頻度の高いpower pointも、作り方・使い方はわかるけどちゃんと機能使いこなせてる?(体裁よくまとめられる?)という観点になると、そうでもなかったり。
PCが得意な人って、あっという間に飲み込んで使うこなせるようになるけど、苦手な人はなかなか進まない。ショートカットキー使いこなせない、とか。
ただでさえ、やる量が多くて人が足りないうえ、PCスキルが低いと先輩的には「これだけの量なのに?」の認識に対し、新人としては納期に間に合わなかったり、結果、残業することになったり。
2について、PCを使う仕事ということは、ある意味、PCがあればどこでもできてしまう。
私も休みの日とはいえ、メール来てるかな?ちゃんと運用できてるかな?ちょっと月曜日に向けて準備しておこうかな…、といった具合に不意に仕事モードになってしまう時がある。
ニュースになっていた方は会社から帰れない・休日出勤ということだったけれど、計測されていない時間、つまり自宅で作業している時間も含めたら、かなりの時間、労働していたのではなかろうか。在宅ワークといえば響きはいいけど、その在宅労働時間をどうカウントする?報告する?となると、ある種、サービス残業な扱いになっても致し方なく。
1,2を踏まえて、「中途半端に残業規制されると困る」のは、仮に「9時5時を守って帰ってくれ!」となっても、人が足りない現状なのだから、終わるはずがなく。
残業代が支払われる会社なら、それをいいことにカットされるんじゃ?とか。
世間体として、また社員の体力・精神衛生的に労働時間を減らすことは重要なんだと思いつつ、じゃあなんで残業が常態化してるのよ、給料あげれば士気が高まるの?人を増やせば楽になるの?タスク配分?というところを突き詰めないと、某社に限らず過労問題は解決しないんだろうな、と思いました。
ご冥福をお祈りします。
電通の過労死でキツイな、と思うのはいったいどの解決策がベストか思いつかないところ。①給与を下げ人員を増やして労働改善 → 感情労働の対価だった高給が無くなって人材が劣化 ②利益率削って社員数アップ → イージスにさらに食い込まれる ③労働時間を無理やり減らす → 博報堂にやられる
— トイアンナ『恋愛障害』発売中 (@10anj10) 2016年10月8日
「スマホ向け」になっている動画広告
我が敬愛するROLLYが、面白いPR動画に出演していた。
画面いっぱいに映し出されるROLLY、個人的には好きだけど企業PRにはクセが強いんじゃないのw
とつっこみながらもやっぱかっこいいね〜。
今回は動画広告って「スマホ向け」が中心になってきてるよな〜って話です。できるだけ脱線しないで書きたい。
結構前の記事に、ユニークな動画について触れたものがあります。
lyrical schoolというグループのPV、これなんか初めて見た時本当に電話がかかってきたと思った。
iPhoneユーザーじゃなかったら???なところはあるかもしれないけどね。
YouTubeにしても、それ以外の動画サイトにしても、こんな画面いっぱいに動画再生枠は費やさないし、するとしても横向きにする必要がある(最近は縦動画が増えてきたらしいけど)。
360度動画なんか特に顕著で、もちろんPCでも観られるけど、マウスで操作しないといけない。
一方、スマホなら本体の向きを変えることで、動画内の主観視点も連動し見える景色が変わる。
ネットを使っている時間の7割はスマホ、とか、今の大学生はPCの使い方がわからない・レポートもフリック入力、とか言われているように、そこまでスマホ利用者が増えてくれば、広告のアプローチの仕方も変わってくる。
動画に限らず、Web記事を読んでると邪魔くさい広告が追いかけてきたり、アプリにしてもスマホの特性を活かしたものが増えてきたり(ポケモンGOのARがそれですね)。
制作自体はPCが必要、というか便利だし楽だろうから、まだまだPCがなくなることはないんだろうけど。ただの動画ではなくて、手を変え品を変え、スマホでどんな新しい広告をするか?という方向に進むのは当然の流れになっている。
なんてことを、広告事例を紹介しているサイトを見ていると思います。
課題としては、動画は通信料が増えるから、外でまるまる動画を見切ってくれる人は多くないだろうし、そもそもそんな時間を確保してくれないんじゃないかと思います。
YouTubeにしても無料アプリに差し込まれる動画広告にしても、スキップできるまでの5秒すら長いし面倒に感じますね。ましてスキップできないものが出てきた時の厄介さときたら。
わざわざ手の込んだ動画を作ったところで、何人が視聴完了するのか。
今書いている、まさにこの記事でも、紹介した動画をちゃんと観てくれた方の方が少なくてもおかしくはないですからね、ましてリンク先の記事やこの文章さえも。
私は動画広告を観るのは好きなので、デパートや商品のコピーをまとめた本が出版されているように、動画広告をまとめたサイトやDVDなんか出たら良いのに、と思ったりします。権利の関係で難しいでしょうが。
結局販売中止になったGoogleグラスも、使用中に広告が出るんじゃないか?と言われていたし、最近盛り上がっているVR、そしてロボットすらも広告利用される可能性があるとよく噂されています。それこそポケモンGoは徹底的に広告を表示しないことで賛賞されているけど、そもそもスタート時にGoogle連携する時点で何かしらの情報と紐づいていることは明らかですしね。
とにもかくにも、これからどんなスマホ連動した広告が制作されるのか楽しみです。
余談ですが、Google Analyticsによると、当ブログの訪問者の方の7割はスマホ利用者のようです。
今回の記事を経て、ROLLYの動画に興味を持ってくれるようにと再掲。
※LIXILの回し者ではないです。
まっ、この動画はあくまでPRであって、LIXIL及びWeb担当者が来て欲しいのは本題であるこっちのキャンペーンサイトなんだろうけどね!
写真で振り返る夏休み②: 大半が食事
静岡:
以下、2記事で書いた通り。
今回の発見は、静岡は子供の頃は気付かなかったお店がたくさんあるということ。
東京にいると、テレビでもネット記事でもSNSでも否応なく情報が入ってくるので、ある意味、どこに行く行かないを選択する訳ですが、地元とはいえ離れていると探さないことにはどこにどんなお店があるかわからないのです。
静岡の夕方のローカル情報番組は面白くてだらだら観てしまいますが、静岡で暮らしていたらそういうところから情報を仕入れていたのかも。
三重:
今回訪れたのは、四日市と伊勢。
台風が直撃したときでした。
とりあえず四日市に着き、まずは腹ごしらえと選んだイタリアン。
ホテルのすぐ近くにあったということもあり。
男性2人、女性1人で経営されていました。
ところで、四日市、社会や日本史あたりで触れられた公害にまつわる博物館があるとは聞いていたけど、特段、なにが有名かわからなかった。
友人がこのお店のマスターにオススメの観光スポットを尋ねてみると、
「いや〜…難しいですね…」
かなり困らせてしまった。
せっかくなので松阪牛の美味しいお店を教えてもらったけど、1食で¥15,000はくだらなかった。かなり頑張ったときのご褒美だろう…。
女性店員の方には、ナガシマスパーランドを勧められた。雨の中はいるプールも乙ですよ、って。水着持ってきてないし、台風直下ですよ…
というわけで、散々困らせた挙句、もともと決めていたアクアイグニスに行くことにしました。
辻口シェフによる、コンフィチュールアッシュがお目当て。
辻口シェフのスイーツは味はもちろん、見た目でも楽しませてくれるので好きです。
この写真だけでも。
もともとあった温泉施設を改装するかたちで再建設されたスポットらしく、入浴帰りらしき人もいれば、スイーツ目当ての人も。
本来ならこのあと夕食の写真も載せたいところだけど、友人たっての希望でサイゼリヤに行ってしまった。
この前、散々東京で食べ歩き、飲み歩きしたあとに締めで訪れたサイゼリヤがいちばん安上がりだった、という変な結論を出してしまったばっかりに。
まあワインが¥100なのは良いけども。ちょっと悪酔いするよね。
2日めは、台風が勢力を増し、視界が悪い中、伊勢神宮ちかくで松阪牛にありついた。
良いお肉って文字どおりとろけるんだなー。
一枚一枚丁寧に焼いて味わっていたら、これだけの量でもお腹いっぱいになっていた。よく噛むのは大事ということですな。
雨があまりにひどいので、伊勢神宮探索もほどほどに、松阪牛を食べたという記憶を残し、帰路につきましたとさ。
誰もいなかった伊勢神宮。
金沢:
妹が暮らしているだけあって、今回で3回めになるだろうか。
兼六園ちかくで買った、串刺しぬれ煎餅。ぱっと見は焼き鳥チック、でもちゃんとぬれ煎餅です。
そしてまた辻口シェフ。
金沢駅に行ったことがあればわかりますが、辻口シェフのポスターにお出迎えされます。写真を見れば、見覚えのある人は多いんじゃないかな。
街中も、ラッピングバス、店頭ポスターなどなど、街のアイコンとなっております、辻口さん。
今回は県立美術館内にあるカフェ、ル ミュゼ ドゥ アッシュへ。
こう書くと遠出しないと辻口シェフのスイーツは遠征しないと食べられない印象を与えてしまいますが、東京は自由が丘にもあります。モンサンクレールが。
そしていかにも私の好きそうな居酒屋。
レトロを売りにしているだけあって、BGM、メニュー、置物すべてが昭和っぽい。
具体的に昭和何年、とはぱっと出てこないが、「レトロな昭和感」でイメージしたその情景がここにあります。アトムのポスターとか。
焼き鳥は¥50〜、ビールも¥290と安い。
ガラナとか、いまどこで流通してるんだっていうような清涼飲料水まで揃えている。
東京にもないのかなー。
この夏休み、地元の静岡を含めると三重、石川と3県を訪れました。
写真を撮ったので振り返る訳ですが、大半が食べ物でした。
それでもなぜか体重は増えるどころか、安定もしくは減少しています、自慢とかではなくて。
お腹太りはせず、顔にくるタイプなので、まあジムとは言わずとも早朝ランニングくらいは取り入れてみようかなと思いながら、今はもう東京にいます。