物書きのリハビリ

文章の練習と備忘録

在宅勤務メモ

世の中にマエナラエ的に弊社も在宅勤務をすることになった。

兼ねてから制度としては存在していたが、実際に使うのは初めてなので備忘録がてら、所感を残しておこうと思う。

 

良かった点

・電車に乗らなくて良い

言わずもがな。通勤に限らず、遊びに行く・旅行するなどどのタイミングでも公共交通機関、とりわけ満員電車が苦手な人間からすると、他人と関わることなく仕事を開始・帰宅できるのは超ハッピーだ。

 

・案外捗る

受験生に「自習室じゃないと集中できない!」なんて人もいるが、在宅は思ったより集中して作業できる。

これは、普段オフィスで業務していてもあまり話しかけられたくない/周りに自分の苦手な話し方をする人の声が聞こえるとイライラする、みたいな性格だからかもしれないが、基本部屋にひとりなのはとても快適。

 

・連絡、連携は不便ない

在宅にすると会議がどうだ、連絡がどうだ、という懸念が挙げられるが、"イマドキのツール" でどうとでもなった。

普段からSlack導入されていて、ほとんどやりとりもこちらでできていたので問題なし。

対面じゃないと話が進まない人(いわゆる「会話したほうが早い人」)も、Google HangoutなりSkypeなりZoomなりTeamsなり、多種多様なテレカンをするためのツールが溢れていて解決策はあった。

だからか、案外電話が鳴ることは少なく、テレカン以外ほぼ喋らず・家から出ず、な生活スタイルになった。

 

 悪かった点

・メリハリ

頭悪そうな書き方すると、気がついたら夜になっている、だ。

まあ自室にチャイムなぞないので、 「そろそろランチするか〜」的な目安もない。

この作業終わったら〜、このメール打ち終わったら〜、と思っているうちに別の相談や案件が降りてきて、スケジュール管理・タスク管理しているうちにランチタイムは過ぎがち。

 

・結局何時に終われば良いのか問題

当たり前だが在宅時に自分以外の人間はいないので、"チームの雰囲気"も感じられない。

上司が帰らないと自分も帰れない(終われない)… という話ではない。

業種柄、急に依頼がある・きょう話が来て週明け対応といった、木曜の業務終了後に通達・月曜開始が要請された全校休校みたいな話がよくある。

オフィスなら、デスクで会話して整理して進めれば良い訳だが、在宅だとメール・Slackの文字量は増えるし、いちいちテレカンするわけもいかず。

じゃあ電話だ!となるわけだが、これが何時に終われば良いのか問題、だ。

対応できる時間中に課題整理して方針がまとまれば良いのだが、その後「こういう要望も追加で来ました!」的な展開が起きると(かつ起きがちな業界)、いつ電話かかってくるんだ、を常に気にすることになる。

まあ"ホウレンソウ"なり「業務終了しました!」をステータス表示するなりしておけば良い話なんだが、ややこしいことに複数の会社が関わると、統一されたサービスを利用しているわけではないので見れる人・見れない人もいる。

結局、夕方以降も電話くるかも・進捗あるかも、になる。オフィスならセキュリティを言い訳に、PC・スマホを置いて帰ることもできるけどね。

 

 

最後の項目を言いたかったんじゃないか、という文字量比率になってしまったが、個人的には在宅勤務大歓迎である。

 

久しぶりに駅に行ってみると、案外、人は電車を利用しているし、時差通勤を各社が推奨した結果、朝活勢の6-7時台からゆっくり始業勢の10時台まで満遍ない満員電車が爆誕した、という話も聞いた。

 

私としてはもはや業務時間の長さ云々、仕事のやりづらさ云々より、知らない他人と押し合いへし合いの満員電車のほうがストレス値が大きいので、今のところストレスフリーに仕事ができている。

 

今後コロナウィルス問題が収束して、在宅勤務の一般化は進むだろう。

今回初めて一斉在宅勤務になった会社は、オフィス勤務する人・在宅勤務する人それぞれがどう対応するか、という課題も出てくる。

しかもどちらかといと、案外テレカンで解決できるね、な課題より「みんな出勤してるから行ったほうがいいな」、「顔合わせて会話したほうが進むな、心象いいな」マインドとのたたかいである。

 

せっかくの在宅期間中に、別に顔合わせなくても仕事は進むな〜、オフィスって別に行かなくても良いな〜を確固たるものにしておきたいものである。