物書きのリハビリ

文章の練習と備忘録

【ESTA代行業者】返金処理をしてもらうまで

アメリカへの旅行を計画している方にとって重要な準備にESTA(電子渡航認証)があります。

90日以内の滞在の場合、トランジットも含め日本国籍だとビザは必要ない(免除)のですが、代わりにESTAを申請しておかねばなりません。

 

しかし厄介なことに、検索結果のトップに表示されるのは正規のESTA申請サイトだけではなく代行業者のサイトもあり、必要以上に高額な代行費用を支払ってしまうことがあります。ここでは、誤ってESTA代行業者に申請・支払いしてしまった際の返金方法をまとめます。

 

事の発端

先日アメリカ入国にあたり、ESTA申請をしました。何気なくカード明細を見ると、いくら円安とはいえ通常の費用「$21」より高い金額(8,000円超)の記載が。改めて調べてみたところ、正規サイトではなく代行業者「ESTA Online center」であることに気づきました。

 

正規サイトとの違い

 

1枚目がESTA Center=代行業者(https://esta-center.com)、

2枚目が正式なサイト(https://esta.cbp.dhs.gov)。

 

どちらもちょっと日本語が怪しいのも紛らわしさに一役買っていますが、、

代行サイトはSEO対策もしているからか、検索結果ページの最上位に表示されることもあり、一見正式なサイトと勘違いしてしまいます。

 

代行業者の中にはきちんとESTA申請を済ませてくれるサイトもあれば、請求だけして申請していない(入国審査で気付く)というケースもあるようで要注意です。

 

キャンセル方法

ESTA centerの問い合わせページから「その他」を選択の上、返金希望の旨を連絡。

すると以下のような返答がありました。

 

一見すると返金に応じてもらえなさそうな内容ですが、サイト構造や申請フローを振り返り

>「同意事項」に記載しております。

>トップページにも記載しております。
> 詳しくは下記URLをご確認ください

この3点について食い下がってみました。

特に「下記URL」で誘導されるページは辿り着くまでに複雑な経路があり、とても事前に同意していた・把握していた、とは思えません。

 

 

返金手続き

数日後このような返答があり、無事返金に応じてもらえました。

名前が入っている都合省略してしまいましたが、もう少し前段に文章がありました。

代行サービスについてのご説明やお代金につきましては
申請ページお客様同意事項欄や決済ページ等にも記載させて頂いておりましたが、
お客様にて承知の認識が無かったとの事、申し訳ございませんでした。
お間違いで申請されたとの事ですので、代行サービス料についてご返金をさせて頂きます。

正規の申請料$21と返金手数料300円が引かれ、代行手数料分が返金されました。

 

まとめ

余分に300円の支出が発生してしまいましたが、勉強だと思うことにして・・・。

アメリカ旅行自体は何度かありましたが、久しぶりにESTA申請をする中で直面した出来事のご共有でした。

Xを見ていても同じように代行業者経由で決済してしまっている(人によってはESTA数万円単位の手数料を引かれている方も…)投稿を目にしたので、ご参考になれば幸いです。

海外リゾート気分を味わえる?

コロナ禍で海外旅行は夢のまた夢…な日々が続きますが、国内でもそれなりに"海外リゾート感"を味わえるスポットがいくつかあります。

 

今回取り上げるのは地中海。

三重県は志摩にある、志摩地中海村です。

 

東京からは新幹線で名古屋へ、そこから近鉄名古屋線へ乗り換え、鵜方駅へ。

 

人によっては、志摩といえばスペイン村を思い浮かべる人もいるとは思いますが、ちょうど反対側の英虞湾方面に位置するのが地中海村、ということになります。

 

鵜方駅はどちらかというとスペイン村推し。

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鵜方駅からはタクシーまたはホテルの送迎バスで15分ほど。

 

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英虞湾を地中海に見立てて、エリア一帯を"街"のように作り上げているので没入感に浸れるのが特徴。

ディズニーリゾートと比べてると規模は小さくなりますが、それでも東京ドーム2個分ともいわれ、周囲にビルなど他の建物は見えない・コンビニなど俗っぽいものもない、という点では雰囲気作りに力を入れています。

 

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温泉を含む一部エリアは宿泊者オンリーですが、入村料(入園料)を払えばカフェ利用や英虞湾を見渡せます。

宿泊部屋の中は、鮮やかな青色で統一感の演出された一室も。

 

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エリア内は壁の色、足元など建物全体が白・青を基調としていて、さながら地中海方面の街並みはこんな雰囲気なのだろう、と浸るには十分。

 

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周囲にコンビニはありませんが、お土産メインな売店はあります。

ソフトドリンク・アルコール類の提供のあるショップもおしゃれ。

 

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食事付きのプランなら、エリア内にあるタベルナアスールというレストランで食事をすることに。

ビュッフェ形式で、志摩エリア特産の魚介類メニューをメインに肉系、デザートまで豊富。

訪れた時はビュッフェとは別に松坂牛・伊勢海老料理も付くコースにしてみました。圧倒的美味…!

 

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移動にやや時間は要しますが、広々としたエリアでくつろげる志摩地中海村

天候が許せば、クルージング(デイ・サンセット)、釣り体験もでき、ゆっくりしたい人にもアクティビティもしたい人にも優しいリゾート施設です。

 

コロナ禍でどこもかしこも厳しい昨今ですが感染予防対策も万全、自身も気を付けつつ、たまに海外気分を味わうのにぴったりな提案のひとつとして、志摩地中海のエントリーでした。

 

英語をマスターするシンプルな勉強法

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「これからの時代は時代は英語力がマスト!」
と言われて何年が経つでしょうか。

 

相変わらず、英語力勉強法の書物やブログ・note、YouTube動画が溢れ続け、それでもなお「英語は日本の第二言語」と呼ぶには程遠い状態です。

ひとくちに英語と言っても、試験英語はできるが実践はダメ、聞き取りはできるけど話すのはダメ、簡単な会話は問題ないけどビジネス現場になるとダメ…など、様々な得手不得手を持ってる人も多いと思います。そもそもどこから始めたらわからない、というパターンもありますね。

 

極論、英語勉強法のメソッドはコンカー社長 三村さんのnoteを読めば良いと思います。

note.com

 

ただ、著者の有名・無名に限らず勉強法に共通して言えるのは

・大量の英文を読め

・大量の英文を聞け

・そしてそれらの英文を音読せよ

だったりします。

GW期間中、社会人向け・子育て向け(子どもの英語学習)双方の様々な教育メソッド本を読み漁ってみましたが、結局やるべきことは「音読」。耳と口で慣らすほかなし。

 

これ自体は全くの同意です。憚りながら、私自身帰国子女でもハーフでもないながら、当時 海外未経験の中学時代でそこそこ英語は喋れていました。一番の要因は音読だと思っています。友達とビートルズに熱中していたその頃、GoogleYouTubeもあれど今ほどの自由に使いこなせてはいなかった我々は、耳で聴いた曲を書き出したり声に出して「こんな感じじゃない?」と模索しあったりしていたのが、いみじくも言語学習の土台を作っていたと思われます。

 

これに端を発し、後のアメリカ留学、ビジネス現場での英語会議に繋がっていくわけですが、私の経験の基づくならば、「趣味・好きなことを英語で取り組む」からまずは一歩を踏み出すことが、言うなれば"近道"だと考えています。

 

結局、大量の英文を読む・聞く・話す、机に向かって勉強するというのは(学生はともかく)社会人にもなると時間の確保がまずハードルになってきます。

 

しばらく英語に触れてないから…と単語帳を開きだす人もいますが、目的なく単語だけ暗記しても、2日目に新しい単語を覚える頃には1日目の単語など忘れています。何より、単語のみで会話することないのですから、用法、どんな文脈でどんな使われ方をするのかを考えながら覚えなければ、単語暗記は徒労に終わります。

私の言う"近道"とは、趣味・好きなことを英語で取り組むことで、やる気、興味ベースで持続性を高められることを指します。

 


料理好きなら、英文のレシピを見て完成までたどり着けるか。

RPG好きなら、英語プレイで謎解きを進められるか。

広告運用者なら、GoogleAdsの英語版ヘルプページを読んで入稿できるか。

 


好きなことを英語でトライして、出会った単語、表現を辞書をひきながら学んでいく。やみくもに参考書を開くよりは、よっぽど有意義な英語学習になります。自分ごと化して英語を取り入れられるのですから。「好きなことを英語でやる」が軌道に乗ってからでも、文法的な勉強を始めるでも遅くないとも思います。

 

社会人になってから英語学習を開始・再開する人は「TOEICで高得点をとる」のような、試験目的になりがちですが、それこそが続かない理由です。社会人標語的にいえば「どうやるか、よりなぜやるか」です。結局のところ、英語学習法は何を読んでも同じところ(やり方)に辿りつくし、英語からは避けて通れない世の中なのですから、「好きなことを英語でもできるようにする」ことをゴールに置くことが大事なのです。それが人によって英語でのレシピの解読、欧米仕様のゲームクリア、広告運用へ近づく道というわけです。

 


英語を使って何をするか。好きなことを英語に置き換えるところから、始めていきましょう。

カザフスタン産ワインを知っていますか

ワインと聞いて、皆さんはどの国が思い浮かびますか?

フランス・イタリア?

いやいや歴史の長さではジョージアグルジア)?

お手軽に飲めるチリ?

新興国としてアメリカ、中国?

そうは言っても近年力を入れている日本?

 

実はカザフスタンにも名産ワインがあります。それがタイトルのカザフスタン産ワイン:アルバワイン(Arba Wine)。

カザフスタンの首都はヌルスルタンであると何度か書いてきましたが、1997年まではアルマトイという街が首都でした。以降、アスタナ(現ヌルスルタン)に遷都し、首都機能も移管されているということになります。

このアルバワインは旧首都にあたるアルマトイにて生産されています。カザフスタン、もとい中央アジアのワインはあまりイメージがないかもしれませんが、ロンドンで開催されるワインコンペ「インターナショナルワインチャレンジ」の2015年において、7種の銘柄が受賞した実績があります。

 

ヌルスルタンにも街中にワイナリーがあり、私も訪れてみました。

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ワインの販売だけでなく、テイスティング、夜はバー的にごはんものも提供しているようです。ワイン樽を大胆にも埋め込んだような店内デザイン、木の質感にちょっと緊張感を覚えます。

ちなみに基本はロシア語での対応となりますが、ある程度の英語でもやりとりしていただけました。ここでも、「英語できる人呼んでくるからちょっと待ってて!」という感じで。

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テイスティングは1杯あたり、150~300テンゲ(50~100円)ほど。そうそう、カザフスタンの物価は日本の約1/3程度なのです。日本人の感覚だとお手軽なほうに分類できてしまうので、ついつい飲み過ぎてしまいます。

 

カザフスタン中央アジア料理にも通じることですが、未体験な方からは「香辛料がたくさん入っているの?」と聞かれることがあります。なんとなく、馴染みのないハーブや調味料を使うような、さしづめインド的なイメージがあるのかもしれませんが、実のところ、塩・胡椒・クミンが中心です。食材も羊肉、馬肉が得手不得手あるかもしれませんが、突飛な食材も登場しないので日本人の口にも合うし、スーパーでも再現できるものが多いのも魅力です。

 

アルバワインにも赤白両方あり、ピノノワールリースリングシャルドネなど主要品種が使われています。カザフスタンは肉料理中心、消費量も日本の10倍とも言われることに鑑みると、赤ワインのほうが食べ合わせは良さそうだなあと思ったり。

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いろいろ試させてもらった結果、赤はピノノワール、白はゲヴュルツトラミネールをお買い上げ。価格的にも、日本円で800-4,000円のレンジ。

市内のスーパーのお酒コーナーにも、ビール、コニャック、そしてワインが並びますが、アルバワインは基本的にワイナリーでの販売のよう。空港内にも若干見かけましたが、倍以上の価格だったので落ち着いてテイスティングもできるワイナリーでも購入をおすすめします。

 


日本国内では、西荻窪のバーでウズベキスタンワインが楽しめ、スターリンも愛したというジョージアワインもワインショップで購入できる時代ですが、アルバワインはワインショップのみならず、レストランやバーでもまだ見かけたことがありません。

荻窪にある、The Ancient Worldさんでいつか取り扱ってもらえたらするのだろうか。

kentktk7716.hatenablog.com

 

 

これもひとつ、カザフスタンに足を運ぶ立派な目的になりますね。

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【随時更新】国内 中央アジア料理店ガイド

このブログでも折り入ってご紹介している中央アジア

どんな場所か、景色か、を紹介しておりますが、いざ会話のトピックになると

・実際に行くには遠い

・なんだかんだ、行くのは怖い

・言葉(ロシア語、現地語)がわからない

等のハードルは少なからずあるかと思います。(現在は外出自体が足かせになっている状況ですが。。)

 

そこで、まずは「料理を通じて興味を持ってもらおう」ということで、日本国内でも中央アジア料理を堪能できるレストランを紹介しようというのが今回のエントリーの趣旨です。※店舗随時更新

 

アロヒディン(東京都中央区

都内で本格的なウズベキスタン料理を食べるならここ。

八丁堀と日本橋の2店舗あります。

※緊急事態宣言下で営業時間に変更があるため、詳しくはアロヒディンさんのホームページをご確認ください

 

twitter.com

 

中央アジア料理にとにかく挑戦してみたいのならば、アロヒディンさんにまず行ってみるのがおすすめ。有名どころ(ザ・中央アジア)の料理、知る人ぞ知る料理、どちらも堪能できるところが魅力です。

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プロフ(中央アジアの炊き込みご飯)ももちろんあります。前回のエントリーでご飯と具材の層を作る・作らないに二分されると書きましたが、こちらのお店は層を作るタイプです。

※プロフは事前予約が必要なので要注意!

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手前はサモサと呼ばれるミートパイ。サクッとした食感、中には肉が詰められており、1つだけでもメインディシュに対抗できるポテンシャルがあります。

奥に映るのはシャシリク。こちらもまた前回のエントリーで大きさについて触れましたが、トングがある通り、日本で食べても大きさは担保されています。ちゃんと中央アジアの雰囲気も味わえます。

その他、マンティ、ラグマン、ロシアまで踏み込めばボルシチペリメニもメニューにあるので、繰り返しにはなりますが、はじめての中央アジア料理として僭越ながらおすすめいたします。

 

レイハンウイグルレストラン(東京都文京区)

中央アジアはロシアのほか、ウイグル地区の文化にも影響を受けています。

レイハンウイグルレストランさんはその名の通り、ウイグル料理をメインとしているお店です。

 

お肉は基本的に羊肉、そしてこちらでもプロフ(メニュー名:ポロ(ウイグル風ピラフ))を楽しんでいただけます。

私が訪れた際はラグマンを注文しました。

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日本料理でもうどん、そば、ラーメンと一口に言っても種類がたくさんあるように、ラグマンにも店舗ごとに味わいが異なります。中央アジア料理、ウイグル料理を取り扱うお店にはほぼラグマンもあるので、行脚する際は好みの味付け・盛り付けを見つけてみるのも、また味わい深いですね。

ちなみに横浜にあるカップヌードルミュージアムには世界の麺料理を体験できる「NOODLES BAZAAR -ワールド麺ロード-」がありますが、この中にカザフスタンを代表してラグマンもメニューに加わっています。

カップヌードルの歴史体験とともに、ぜひラグマンも注文してみてはいかがでしょうか。

 

※レイハンウイグルレストランは2020年7月中旬で駒込店は閉店されるということです。再オープン場所はわかり次第アップデート。

紹介した絶品ラグマンのほか、プロフ(ポロ)を食べに、ぜひ行ってみてください…!

ウズベキスタンワインショップ キャラバン(東京都杉並区)

レストランとは異なりますが、珍しいウズベキスタンのワインを楽しめるバーです。

twitter.com

 

西荻窪の飲屋街でウズベキスタンのワインが飲めるとはおもしろいと思いませんか。

フランスのイメージの強いワイン、その起源はジョージアグルジア)とも言われており、個性的な銘柄を取り揃えているお店ならジョージアワインが並んでいることもあるかと思います。一方でまだウズベキスタンカザフスタンのワインが目に入ることはなかったではないでしょうか。

品評会で受賞する銘柄が出始め、徐々に知名度をあげつつある中央アジアのワイン。日本でトライしてみるなら、このお店です。

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お店に立つマダムのお話は本当におもしろく、一人で訪れましたがかなり話し込んでしまいました。曰く、現地とのワイン輸入での苦労話(在庫が少なく、日本になかなか入りづらいと言います)は感慨深いものがありました。。

日本人の感覚からすると、かなりマイペースに感じる中央アジアの雰囲気については、別記事にて詳しく触れてみようと思います。

 

TABASSUM(愛知県名古屋市

都内だけではなく、実は愛知にもウズベキスタン料理のお店が2019年にオープンしました。

twitter.com

私はオープン時に訪れたのですが、なかなか気のいいウズベキスタンのお兄さんが経営しており、日本語も堪能な方でした。ちゃっかり自宅でプロフを作ったり、パフラヴァの料理教室を開いたりしていると会話したら「ヤルネー!」とハイファイブした良い思い出…。

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オープン当時からあったメニューで、この時もプロフとマンティを注文。こちらのプロフも、綺麗に層を作っていますね。右手に映るのはアチチュクサラダと呼ばれるもの。地域によっては、最初からプロフに盛り付けられていることもあります。

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最近はビーツを使ったサラダが新メニューに加わるなど、積極的に更新しているTwitterでTAMASSUMさん(とウズベキスタン情報)をキャッチアップしてみてはいかがでしょうか。

 

パオ・キャラバンサライ(東京都中野区)

〜スタンと国名に含まれるとひとくくりにされてしまいがちなのですが、ここで紹介するお店はアフガニスタン料理。南アジアの国ではありますが、中央アジア料理もメニューに含まれています。

 

paoco.jp

 

料理好き、あるいはドラマ好きの方なら聞いたことがあるかもしれません。孤独のグルメSeason3でも取り上げられたお店です。

JR東中野駅 西口よりまっすぐ進むと迷うことなく見つかります。

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中央アジア料理としては説明不要、ラグマン。ラム肉は何度食べても飽きません。ここでは油そば的なニュアンスのあるラグマンですね。

奥に映るは馬乳酒というお酒。羊もしくは馬の乳から作られ、薄めの甘酒、あるいはマッコリに味は似ています。

小・大ポットの2種類がありますが、小でもひとり飲みなら十分な量です。

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カザフスタンでも馬乳酒を飲んだことがありますが、そちらは酸味がとても強く、さすが現地モノ、好き嫌い分かれるかなと思いましたがそれに比べると、このお店で飲んだものは馬乳酒初心者でも抵抗なく楽しめます。

なお、お肉系はほぼラム肉、かつパクチーを使われることが多いので苦手な方は要注意。せっかくのご馳走ですから、楽しんで食べられるのが一番ですよね。

 

VATANIM (東京都中野区)

中野駅から徒歩10分ほどにあるVATANIM(ヴァタニム)。もともと高田馬場でオープンされていたものを、2019年に中野へ移転。

 

 

こちらのお店では、定番のプロフのほか、ラグマン(ラグメン)、ディムラマ、ベシュパルマク(要予約)を堪能できます。

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プロフをオーダーするとアチチュクサラダがついてきます。2人で分けてもちょうど良いボリューム。お腹を空かせた男性なら1人でもペロリと完食できそう。

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シノン。肉詰めされたベーグルのよう。羊肉が詰められており、アツアツな状態で提供されます。

かわいい見た目に対し、これひとつでもかなりお腹にたまるパンチが魅力です。

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シャシリク。羊肉のほか、チキン、ビーフがあります。最もリーズナブルなのは羊肉で¥300/本(チキン:¥500/本、ビーフ:¥700/本)。

いわゆる串焼きですが、焼き鳥を想像しているとびっくりするそのボリューム。これもまた、2人で分けても満足できるほど。

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こちらはオリジナルメニューのヴァタニム。ナッツとドライフルーツ、スメタナ(東欧のサワークリーム)をベースにされているとのこと。

ドライフルーツの甘味とスメタナの酸味で甘過ぎないところが罪悪感なく、思わずペロリと食べてしまいます。

 

赤の広場(東京都中央区

2021年に銀座にてオープンしたロシア食料品店。

銀座駅から徒歩5分ほど歩くと見えてくるお店。直球な店名、目立つカラーで見逃す心配ありません。

ロシア旅行時に思わず買ってしまうチョコレートなどのお菓子類、ジャム、がっつりロシア料理を楽しみたい時はチーズやペリメニなどのオカズ系も充実。

さらには、今やネットミーム的に広がり、知らない人が少ないであろう”プーチン大統領グッズ”のご用意もあります。プーチングッズが日本で大々的に販売されていることに珍しさを感じるとともに、意外と手にとって買っている日本人のお客さんもいる光景を目の当たりにしています。

在日ロシア人と見られる方々も訪れていて、故郷の味・雰囲気に思いを馳せているようで暖かい空気感のお店でした。

 

The Ancient World(東京都杉並区)

中央アジアからは少しずれますが、トルコやアルメニアレバノンなど周辺国のワインやコーヒー、ジャムなどを扱っているお店です。

 

ancient-w.com

 

※こちらはレストランではなくあくまで小売店である点に要注意です

ワインと聞くとイタリア、フランス、低価格で質の高いチリをイメージされる方も多いと思いますが、シリアやアルメニアジョージア(旧称グルジア)でもワインが作られています。特にジョージアワインはスターリンの愛した赤ワインでも知られ、甘みが特徴的。赤ワイン入門にもぴったりです。

荻窪駅北口から徒歩5分ほど歩くと見つかるThe Ancient Worldさん。入店すると所狭しと各国のワインが並んでいます。

 

 

東京西側エリアには外国の中でも珍しげなエリアのレストラン、食料品取り扱いが多い印象です。

荻窪まで遠い…といった方へは、オンラインショップも展開されていますので、The Ancient Worldさんのホームページをご覧ください。

訪れたこの日、私はアルメニア産のザクロワイン、ブラックチェリーワイン、シリア産のジャムを購入しました。ワインは飲みやすく、夫婦であっという間に空けてしまいました。その他、珍しいアプリコットワインもあり、次回来訪時に買ってみようと思います。

 

憚りながら、今回 中央アジア料理を楽しめるレストランとしてご紹介できたのはほんの一部。

東京は西側、特に中野方面に多く、視野を広げれば愛知や福岡にも点在していると聞いています。

何をするにもエネルギーを使うこのご時世ですが、息抜きに、あるいはシルクロードの風を感じるために、中央アジア料理を食べに行ってみようという私からの提案でした。

 

 

#DISPATCHERS ポルノグラフィティに対して挑戦的だった

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ポルノグラフィティのVo. 岡野昭仁によるソロ配信ライブ DISPATCHERS が開催された。

オンライン開催かつアーカイブも4/14まであるので、ネタバレ前提で感想を書き留めておこうと思う。

 

◆SETLIST

M01 ROLL (ポルノグラフィティ)
M02 Zombies are standing out (ポルノグラフィティ)
M03 愛なき・・・ (ポルノグラフィティ)
M04 白日 (King Gnu)
M05 優しさ (藤井風)
M06 One more time,One more chance (山崎まさよし)
M07 空も飛べるはずスピッツ
M08 Aokage(ポルノグラフィティ
M09 旅せよ若人(Fairlife)
M10 ワインレッドの心 (安全地帯)
M11 だから僕は音楽をやめた (ヨルシカ)
M12 丸の内サディスティック (椎名林檎 )
M13 真夜中のドア〜Stay With Me (松原みき)
M14 未来予想図Ⅱ (DREAMS COME TRUE)
M15 Shaft of Light
M16 光あれ 

 

※スタッフレポートより

sp.pornograffitti.jp

 

 

M01はルーパーを使って、M03までソロで弾き語りスタイル。

M04-M06はポルノグラフィティ本体でもアレンジャー、およびサポートギタリストとして参加しているtasukuも参加。

M07-08は公園、M09-10はレストランバーへ場面が変わり、再びソロの弾き語り。

M11から再びtasukuも参加し、二人体制での演奏。

 

というようにポルノ本体でもないような、ライブハウス⇨屋外⇨屋内(レストラン)⇨ライブハウス、と変則的な場面転換の収録ライブであった。

確かに、事前告知では「配信LIVE」とあるだけで生ライブなのか?10年ほど前のラジオ企画(LIVE IT UP)的なバンドスタイルなのか?などには言及されていなかった。

 

今回はソロプロジェクトのためにカバーが中心で、Twitterでもトレンド入りしていたのが、それを踏まえてもかなり挑戦的な試みだったと思う。

 

セットリストの半分はサポートのtasukuはギタリストとして参加するに留まらず、バッキングトラックも作り込んでいたこともあって、2人とは思えないほど音の厚み、世界観が構築されていた。

 

これまで、「ポルノグラフィティ」として演奏される際はバンドスタイルを除くと

岡野昭仁 Vo × 新藤晴一 A.Gt

岡野昭仁 Vo&A.Gt × 新藤晴一 A.Gt

岡野昭仁 Vo&A.Gt × 新藤晴一 E.Gt

 という、アコースティック編成であった。

Tamaもいる3人時代でも A.Ba、E.Baという違いのみで基本同様

 

それに対し、今回の「岡野昭仁 Vo (一部A.Gt)× tasuku E.Gt (一部A.Gt)+ Backing Track」という編成。

これはもう、二人だけでもある意味、世界観を構築できることを証明したことになるのだが、それを「ソロ」でやってしまったという点である。

 

デビュー時の「バンドと呼べなくもない」編成だった頃からもバンドスタイルにこだわっているポルノグラフィティ、ゆえにオリジナルメンバーで演奏する場合はアコースティックにならざるをえなかったのに、「二人だけでも」カバー曲の本家レベルの演奏ができてしまった、それ以上に「岡野昭仁」としての世界観を見せつけられてしまった。

 

これ自体はすごく良いアレンジだったし、普段と変わらずMCの緩さと演奏時の迫力の緩急もある素晴らしいライブだった。

ただ、アレンジャー・スタジオミュージシャンとしてアレンジ力、トラックメイキングに強みのあるtasukuを、オリジナルメンバーである新藤晴一と同じ「ギタリスト」という立ち位置において今回の構成に挑戦・披露してしまったことは、ポルノグラフィティに対してかなり挑戦的だったなと。

 

バンドスタイルでのツアーへの風当たりはもちろん、オンライン配信にしても従来以上に準備に手間暇かかる昨今、これを見てしまったポルノグラフィティファンは単なるアコースティック編成だけでは満足できないし(もちろん、そのほうが合う曲もある)、

バンドでのパフォーマンスへのハードル(期待値)もかなり高くなったと感じる。

 

ライブ終盤のMCで「(ソロでの経験を)ポルノグラフィティに還元する」と語っていた。

 

これからもポルノとして新曲やライブ、新しい試みでファンを楽しませてくれるだろう。

それにおいて、バンド:ポルノグラフィティが、オリジナルメンバーのみのポルノグラフィティが、今後どんなパフォーマンスを仕掛けてくるのかとても楽しみになるソロライブであった。

※勢い重視で敬称略で失礼しました

流行りに乗るのも適正があるなという話

ここ1-2週間、連日"clubhouse"がトレンド入りしている。

いわゆる"音声SNS(/音声版Twitter)"などと謳われており、これから盛り上がるぞ(≒金脈になるぞ)と騒がれている。

 

iOSのみ、基本音声のみのやりとり、電話番号認証の招待制2枠(直近増えてきてるという噂も)、という縛りがありながら、インフルエンサー・IT業界関係者(および繋がりだけは強い一般ミーハー)中心に広がっている印象がある。

 

これを書いている現時点では、恐らくSNS、特にFacebookあたりで「始めました!」的な、真冬なのに冷やし中華的な投稿をしている人が少なからずいると思う。

穿った見方をすれば「招待された身ですよ!」というマウントに見えなくもない。観測範囲では30-50代男性に多い印象がある。

招待されないな〜、音声メディアは個人的な合わないな〜と酸っぱい葡萄理論で眺めてたら、仕事の関係で招待されたのでここぞとばかりに観察している。

 

音声SNSと書いたが、アプリを立ち上げるとRoomと呼ばれる「談話室」のようなコミュニティがある。

そこにはスピーカー(単独or複数)とオーディエンスがおり、基本スピーカーの話を聞きに行く人が多く、挙手制(スピーカーの許可)で発言に加われるといった仕組み。

 

先述の通り、IT界隈やネット系インフルエンサーが今は多いので

・スタートアップ立ち上げ話

マーケティングについて語ろう

・怪しい投資話

みたいなRoomをよく見かける。

(開始時に適当にフォローした外国人経由のレコメンドだと、Beerについて語る、とかひたすらHiphopを流す、みたいなRoomも出てきた)

 

 

 

軽く2-3日触った所感だと、やっぱ苦手寄りだなあと思った。

音声SNSというだけあって、ログが残らない。

言ったもん勝ち感があるし、何より途中参加だと冒頭がわからない。議事録係がTwitterとかで公開して、いいね稼ぐんだろうか。

 

肝心の音声も、雄弁家が多いにせよ、ラジオなりテレビなりのトークで食べてる人と比べたら聞き続けるのはしんどいな、といったところ。

 

Tiktokは未だ使わず、鬼滅の刃も遅ればせながら映画館に足を運んだ身なので今回こそ新興メディアに食いつこうと思ったものの、波乗りするのも向き不向きがあるなと感じさせられた。

 

とりあえず、リアルタイムで時間拘束されるので音声版"Twitter"ではないな。時間泥棒という点ではそうかも知れないが。

bunshun.jp

元も子もないが、概ねこのような感想を持った。(完)

 

 

---とここまで書き殴って気づいたけど、既に聞き返せるタイプの音声配信アプリってあるな。

大本命のラジオはRadikoから、著名人ならpodcast、voicy、standfmとか。

あえてclubhouseにこだわる理由もないかな。

ログを残したくない"ここだけの話"、"あの⚫︎⚫︎の裏話"とかを聞きに行く感じか。