物書きのリハビリ

文章の練習と備忘録

流行りに乗るのも適正があるなという話

ここ1-2週間、連日"clubhouse"がトレンド入りしている。

いわゆる"音声SNS(/音声版Twitter)"などと謳われており、これから盛り上がるぞ(≒金脈になるぞ)と騒がれている。

 

iOSのみ、基本音声のみのやりとり、電話番号認証の招待制2枠(直近増えてきてるという噂も)、という縛りがありながら、インフルエンサー・IT業界関係者(および繋がりだけは強い一般ミーハー)中心に広がっている印象がある。

 

これを書いている現時点では、恐らくSNS、特にFacebookあたりで「始めました!」的な、真冬なのに冷やし中華的な投稿をしている人が少なからずいると思う。

穿った見方をすれば「招待された身ですよ!」というマウントに見えなくもない。観測範囲では30-50代男性に多い印象がある。

招待されないな〜、音声メディアは個人的な合わないな〜と酸っぱい葡萄理論で眺めてたら、仕事の関係で招待されたのでここぞとばかりに観察している。

 

音声SNSと書いたが、アプリを立ち上げるとRoomと呼ばれる「談話室」のようなコミュニティがある。

そこにはスピーカー(単独or複数)とオーディエンスがおり、基本スピーカーの話を聞きに行く人が多く、挙手制(スピーカーの許可)で発言に加われるといった仕組み。

 

先述の通り、IT界隈やネット系インフルエンサーが今は多いので

・スタートアップ立ち上げ話

マーケティングについて語ろう

・怪しい投資話

みたいなRoomをよく見かける。

(開始時に適当にフォローした外国人経由のレコメンドだと、Beerについて語る、とかひたすらHiphopを流す、みたいなRoomも出てきた)

 

 

 

軽く2-3日触った所感だと、やっぱ苦手寄りだなあと思った。

音声SNSというだけあって、ログが残らない。

言ったもん勝ち感があるし、何より途中参加だと冒頭がわからない。議事録係がTwitterとかで公開して、いいね稼ぐんだろうか。

 

肝心の音声も、雄弁家が多いにせよ、ラジオなりテレビなりのトークで食べてる人と比べたら聞き続けるのはしんどいな、といったところ。

 

Tiktokは未だ使わず、鬼滅の刃も遅ればせながら映画館に足を運んだ身なので今回こそ新興メディアに食いつこうと思ったものの、波乗りするのも向き不向きがあるなと感じさせられた。

 

とりあえず、リアルタイムで時間拘束されるので音声版"Twitter"ではないな。時間泥棒という点ではそうかも知れないが。

bunshun.jp

元も子もないが、概ねこのような感想を持った。(完)

 

 

---とここまで書き殴って気づいたけど、既に聞き返せるタイプの音声配信アプリってあるな。

大本命のラジオはRadikoから、著名人ならpodcast、voicy、standfmとか。

あえてclubhouseにこだわる理由もないかな。

ログを残したくない"ここだけの話"、"あの⚫︎⚫︎の裏話"とかを聞きに行く感じか。