物書きのリハビリ

文章の練習と備忘録

やばいシンガーを見つけてしまった

 

 

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ついに見つけてしまった…。

 

 

Wouter Hamelである。

ウーター・ヘメルと読む。

 

来日は2009年に果たしているようなので、知っている人からしたら今更感があるかもしれないが。

 

作詞作曲もできるそのスタイルはメル・トーメジェイミー・カラムフランク・シナトラらに例えられ、「新世代のフランク・シナトラ」「ミスター・ジェントル・ヴォイス」「シルクの声を持つジャズ界のプリンス」などと評されている。

 

Wikiからの引用。

まさにそんな感じで、でもこういう「次世代の○○」みたいな範疇におさめて欲しくない。

まずは聴いてみましょう。

 

Wouter Hamel - Breezy

www.youtube.com

 

かっこいい。

というか、丸の内サディスティックもそうだけどこういう7thの曲好きだな、自分。

出身はオランダ。

この曲がバチッときた私は、もっと掘り下げてみることにした。

 

 

 

Wouter Hamel - Demise

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Stevie Wonderっぽい。 

ジャズシンガー、と言われてる割には、ジャズの垣根を超えてると思うんだけど。

 

 

Wouter Hamel - GiuGiu

www.youtube.com

 

 

イギリス人と勘違いしそうな曲もあるし。安直だけど。

 

 

Wouter Hamel - When morning comes

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これなんか最高。

黒人のギタリストが良い仕事してる。

ライブ観に行きたい。

 

 

 

Wouter Hamel - While I'll Be Gone

www.youtube.com

 

かと思えば、こういう曲もある。

ここまで紹介した中で、歌メロに関してはこの曲が一番好きだ。

個人的には、男版・ノラジョーンズな感じがしているんだけど。

 

 

まだアルバムは4枚しか出してないようなので、追いつくのは難しくない。

2007年から2-3年おきに発表しているあたり、そろそろ新譜が来そうだ、最新のアルバムが2014年なので。

 

 

いかんせん、情報が少ないのでAmazonのレビュー読みながら調べてます。

タワレコのポイント失効しますよ〜って連絡が来たから、CD買ってくるかな。

 

Wouter Hamelを調べるにあたって、同時に見つけた曲も残しとこ。

 

 

 

Jason Mraz - Butterfly

www.youtube.com

 

この手の曲に似つかない、可愛らしい楽器持って歌ってるな。

バンドやってた頃に、やってみたかったけど(技術的に)できなかったであろう系の曲。

Bruno Marsも、もっと言えばMichel JacksonもJames Brownもだけど、キメの難しい曲をよく大人数でユニゾンできるな、と思う。

日本人だったら、歌うのに精一杯だよ、ましてノルなんて。久保田利伸くらいじゃないかな。

 

 

 

 

Jamie Cullum - Mind Trick

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ザ・キーボードを買いたくなる曲。こんな弾ける訳ではないが。

言っちゃ悪いけど、ルックスはGreen Day好きです感ある。

 

 

思えば、Jamiroquaiも好きだし、アシッドジャズとか好きなんだった。

バンドやってた頃は、巧くジャズができるベースもギターもいたから声を小さくしていたけど。

 

 

 

そういうしがらみなく聴けるいまの流行は、こういう音楽だ。

 

 

 

 

でもやっぱり、バンドもまたやってみたいのである。

 

 

ヘメル

ヘメル

 

 

 

 

2016年上半期に刺さった曲

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2016年も折り返しですね。

この時期どのブログでも使われていそうな文で書き始めます。

 

今年はCDを買ったり、ライブを観に行ったりする機会が多かったので上半期のベストソングスでもまとめてみようと思います。

 

1. □□□

くちろろ、と読む。口ロロ

いとうせいこう さんが加入して有名になった気がする。だいぶ前だけど。

 

大学のときにコミュニケーションの授業で紹介されて、良い音楽だなーと思ったのがはじまり。

てっきりサンプリング系だと思って深堀りしなかったけど、いとうせいこう さんに興味を持ったこと、PVが面白かったことがあって、ぜんぶ集めてみた。

 

めっちゃいいじゃん…。

駅や電車の発着音をサンプリングした曲もあれば、渋谷系なメロもあるし、さすがいとうせいこうなヒップホップもあるし、ジャンルが多い。

 

※このエントリーは主に□□□について書きます。

 

 

 

□□□(クチロロ) 「ふたりは恋人」MUSIC VIDEO

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PVならこの曲が好き。

冴えない男が口ロロのPV制作に取り組むわけだけど、いちいちかわいいよね。

途中でバラをシュッってやるあれ、かっこいい。

と思ったら、結構有名な方なのね。というか、私の同郷の方でした。

white-screen.jp

 

 

JAPANESE COUPLE

JAPANESE COUPLE

 

 

 

 

□□□(クチロロ)/ヒップホップの初期衝動

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いとうせいこうさんについて書いたら、この曲は外せない。

日本にヒップホップをもたらした第一人者がこういうかたちで今も楽曲制作しているのは良いね。

本場のヒップホップを聴いてたり、高いレベルで日本語ヒップホップをやってる人も増えていたりするからか、コメント欄は賛否両論あるけど、クラシックだからね。

ビートルズとかツェッペリン聴いて、なんか音圧なくねwwとか言ってるのと同じです。

 

 

everyday is a symphony

everyday is a symphony

 

 

 

 

□□□(クチロロ)/00:00:00 short ver.

www.youtube.com

 

サンプリング系の最高峰はこの曲だと思う。

PVはポップだけど、夜中に聴くとけっこう泣けちゃう。

short versionでも5分もあるけど、アルバム収録されているのは8:28あります。

時報をこんな風に使える人がいるんだと感動した曲。

メロディもすごく良い。

 

もうひとつ、サンプリング系。

 

口ロロ tokyo pv

www.youtube.com

 

あんまり電車に詳しくないので、何線、とか、どの発着メロディで、とかわからないけど、日常の環境音も曲にできてしまうなんて。

ただのラップとかサントラにならずに、ちゃんと良いメロディが乗っかってるところが、口ロロの好きなところ。

ここまでの3曲は、everyday is a symphonyに収録。

サンプリング系が好きなら、このアルバムがオススメです。

 

 

□□□(クチロロ) - 渚のシンデレラ

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かと思えば、こんな渋谷系な曲もある。本当に幅が広い。

どこかの渋谷系について解説したサイトに、口ロロネオ渋谷系、というジャンルに分類されていました。

アルバムごとに毛色が違うから、一括りに口ロロを語るより、好きな音楽によってお気に入りのアルバムを見つけられるユニットなんだなと思います。

 

バンドサウンドや、純粋に綺麗なメロディが好きな方は、ファンファーレがオススメ。

 

 

FANFARE

FANFARE

 

 

 

 

 

2. Suchmos

流行ってるんでしょ?

改めて言うまでもないだろうけど。

今年イチオシバンド!みたいな記事に載ってて、そこにあったライブ動画を観たらベースがカッコよかった。

 

入り口はそこだけど、ハマったのはGirl.

 

Suchmos ”GIRL feat. 呂布”(Official Music Video)

www.youtube.com

 

めっちゃリア充っぽい。

真逆の人たちだけど。

PVの雰囲気と、少ないコードで進行していく感じがぐっときた。

 

アルバムにgirlみたいな曲は他にはなかったけど。

唯一知ってる・好きな、最近のバンド。

 

 

THE BAY

THE BAY

 

 

 

最近、こういう週末に部屋で流してると良い感じになれる曲が好きになってきたな…。

バンドやってた時は、Rage Against The Machineとかめっちゃ聴いてたのに。w

 

 

 

3. 一十三十一

 

ひとみとい、と読みます。

ラジオに出ているのをたまたま聴いて、好きになった。

めっちゃ歌うまい。シティポップ。

 

 

一十三十一 恋は思いのまま

www.youtube.com

 

この曲は衝撃的だった。

日本にもこんな音楽をやっている人がまだいたんだね。

まだまだ捨てたもんじゃないな、と。もっと日本の音楽を発掘したいと思った。

 

山下達郎に影響されている、とはwikipediaにあったけど、達郎本人が弾いてるようなギターが聴こえる。

コーラスもやってるんじゃ?って感じすらする。

 

溜めた歌い方は好き嫌いあるのかもしれないけど、声質は綺麗だし、曲も高度な演奏と進行。

 

 

一十三十一 - Last Friday Night Summer Rain

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私の中で、雨とかRainにまつわる曲は名曲・良曲が多い、という認識があるんだけど、

この曲も例外じゃないね。 

雨にまつわる曲については改めて書いてみたい。

 

9月にビルボードでやるみたい。

行きたい。。。

 

www.billboard-live.com

 

 

 

4. She & Him

アメリカって、現代でもこんなクラシカルなポップスを出せるのが羨ましい。

 

(500)日のサマーとか、New Girlのズーイーデシャネル(Zooey Deschanel)がボーカル。

 

透き通った声、かと思えば太く響くビブラートも効かせる。

4,50年代のアメリカっぽい。

NYとかのキャバレーでモノクロのPV撮ったら、騙されそう。

と感じさせる割に、リリースされてるPVはとても現代的でポップ。

 

 

She & Him - In The Sun (2010)

www.youtube.com

 

楽しそう。

オリジナル曲のほとんどは、ズーイーデシャネルが書いています。

美人で、演技ができて、歌が上手くて、良い曲も書ける。

才能欲張りすぎですよね。

New Girlおもしろい。

 

PVがかわいすぎるので、以下、お気に入りの曲を紹介していきます。

 

 

She & Him - Don't Look Back

www.youtube.com

 

こういうレトロ感のあるナレーション好きだ。

ギター膨らませるところ、雑すぎだろwってとこもあるけど!

ズーイーデシャネルって眼が綺麗だよね。

 

 

She & Him- I Could've Been Your Girl

www.youtube.com

 

このPVでのズーイーデシャネルは、(500)日のサマーとかNew Girlを観ている人にとってのズーイーデシャネルっぽい。

どの作品でもそうだけど、M. ウォードの仕事しろ感はすごい。

リヴァーブかかった太めのギターの音、好きです。

いい味出してますわ。

 

 

She and Him - I Put a Spell on You

www.youtube.com

 

かわいい系の曲も、PVも良いけど、ライブでこそズーイーデシャネルの歌の上手さがわかる。

カバーだけど、本家を食ってる。

これはただただ観てくださいって曲。説明より観たほうが早い。

 

 

Volume Two (Dig)

Volume Two (Dig)

 

 

 

 

 

まだ4人(バンド)しか紹介してないのに、結構なボリュームになってしまった。

言い訳ですけど、最近の曲を伝えたい、とか流行を追っかけたいタイプではないので、知ってる方からすれば今更感が強いかと思います。

埋もれてしまった曲を発掘していくのも、良いんじゃないかと。

それでは。

 

www.youtube.com

毎日新しい曲を教えてくれるHappy Trackを使ってみた

私は気になった曲は調べて探すし、街で良い曲が流れていたら、SoundHoundで検索します。

それでも自力で出会える曲には限界があるわけで。

どうしても同じような系統に収まってしまいます。

 

そんな時に良いアプリを見つけました。

 

www.happytrack.com

 

Happy Trackというアプリ。

毎日、Happyな曲が送られてくるとのこと。

早速、ダウンロードしてみました。

 

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ログインにはFacebookアカウントが必要らしい。

 

紐付けされるのは好きではないけど、まあ変なアプリでもなさそうなので。

ログインに成功すると、すでに一曲、待っていました。

 

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四つ打ちのEDM。嫌いではないけど、好きではない感じ。

なんだか、おしゃれなお店で流れてそうな気はするけどね。

アパレルか、若い人が集まりそうなバーとかで。

 

アプリ自体は英語だけど、別に英語圏の音楽とは限らないらしい。

この曲はどこの音楽なのだろうか。

ドイツっぽい。

 

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右下にある時計アイコン、どうやら時間指定ができるようだけど、それを利用するにはFacebookでこのアプリをシェアしなければならないらしい。

広告が出てこないからストレスはない分、そうやって宣伝するのね〜。

そっちのほうが良さそうだね、友達がシェアしてたら気になるし、既に使ってたら話題にもなるし。

 

問題があるとすれば、毎日良い感じの曲をお届け、っていうコンセプトなので検索できたり、一度に何曲も聴けたりする訳ではないということ。

つまり、さっきダウンロードしたばかりの私が聴くことができるのは、このSaint Claudeの一曲のみ。

 

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CHRISTINE AND THE QUEENS。イギリスっぽい名前なのに、ドイツ語らしい、鼻の奥を鳴らす発音が聞こえるぞ。

 

HappyTrackというだけあって、気分がのってくる曲を提供してくれるんだな、という印象。

まあ、この曲はパーティしようぜ!的な感じというよりは、アンビエント感、サイケ感。

うっとりしてくるような曲でした。Happyというよりはfeeling good的な。

 

自分から探しにいかない分、毎日どんな曲と出会えるか楽しみになれるアプリです。

 

7/9 追記:

アラーム機能はシェアが必要、と書きましたが、実際はMessengerで送りつけるタイプでした。

突然友達に送ったら、スパムとか乗っ取り?って思われそう。

 

ちなみに、一度Messengerを開けばシェアしなくてもアラーム機能が使えます。

シェアせずに使うには課金する必要があると表示されてるのに、案外ザルですな…。

「音楽は消費コンテンツ」と認められてしまった

先日、電車に乗っていたら、こんな広告を見つけた。

 

 

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smart.usen.com

 

要するに、Apple MusicとかLINE Musicでもおなじみの音楽配信サービスである。

このテのアプリ自体は別に問題はないし、もはやCDを再生するデバイスすら

持たない人が増えているというから、時代の流れなんだろう。

 

気になったのは、この広告のコピー。

 

「あー、この曲もう飽きたわ」

 

って。

 

 

個人が持てる量以上の音楽を揃えてますよ、ってことを言いたいんだろう。

サービスを利用すれば、新しい音楽に出会えますよ、ってことも言いたいんだろう。

 

でも「飽きたわ」って。

仮にも、音楽を、曲を提供するプラットフォーム側が、そういう煽り方はどうなのよ。

実際、リスナーにそういう感情があるのは確かだろう。

何回も、何年も聴き続ける曲はリスナーそれぞれにあるとしても、そればかり、というわけではないし。

 

 

CDショップに行かなくても、まして「買う」ことさえしなくてもいろんな曲を聴くことできるようになった。

廃盤になって、「買う」ことすらできないCDやレコードも、こういう音楽配信サービスとか、それこそYouTubeなんかをも利用すれば、発掘できるようにもなった。

 

 

そんな便利な時代だけど、その配信側でさえ、音楽を消費コンテンツとして捉えるようにもなってしまったのかと悲しくなった。

これを言い出したら、ビートルズの時代から契約がとか、商業音楽、とか音楽と利益をめぐる確執はあったけどね。

 

これが有料なだけ救いかもね。

無料だったら広告打たないか。

でも月額¥490で1000を超えるチャンネルを視聴できる、って不安になるね。

USENの人はともかく、音楽関係者のとこにどれくらい残るんだろう。

 

 

音楽は聴き続けたいので、音楽にはお金を払おう!

かたちはどうあれ、ちゃんと対価を払えば、少なくとも音楽事業が廃業することはないでしょう。

 

 

スマホUSENの宣伝みたいになってしまった、、

どこの代理店が作ったか知らないけど、きっと音楽にお金を払わない人がコピーを書いたんだろうな。そんな邪推ができるくらいに、リスナーの質は大きく分かれてしまった。

 

 

 

 

余談:

blog.livedoor.jp

 

こんなレビューが溢れてたらね、そりゃあ、攻撃的な煽りコピーのほうがウケるんだろうね。コピーライターもお仕事だもんね。

 

アメリカ/イギリスだけが洋楽じゃねーぞ!

初対面でもなんでも、音楽の話をするとき、

「最近、曲聴かないんです〜」

という展開にならなければ、大概は邦楽か洋楽か?となる。

 

めでたく、洋楽の話になると、ここも大概、

アメリカかイギリスのロックやポップスの話になる。

 

 

それはそれでいいんだ、iTunesの中に入ってる8割はそれらの国の音楽だから、、

 

だがしかし!

 

一口に洋楽、と言っても、案外いろんな国のいろんな音楽があるよな、

と思ったので備忘録がてら、書いてみようと思います。

 

 

1. Sweetheart / Mari Persen

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一曲目は、ノルウェー

 

どこか、レイチャールズのRuby的な、NYとか、モノクロ映画とかを

彷彿とさせるようなストリングスのさわりが心地よい。

 

とは言っても、懐古的な曲調になるんじゃなく、

現代的なハネたリズムも現れて、聴きやすい。

 

曲良し、歌良し、ビジュアル良し。

一曲目にして、ハードルを高くしてしまう、スイートソング。

 

 

 

2. MY LITTLE JOYS / MS.Sounday

www.youtube.com

 

 

こちらは、ロシアのR&B / ネオソウルシンガー。

 

 

www.sweetsoulrecords.com

 

 

日本のメディアでも取り上げられたことがあるようで、

ロシアでの存在感は大きいらしい。

なぜか、YouTubeにフルアルバムがUPされている。

個人的なお勧めは、8曲目のНа вдохе。

 

彼女のInstragramは割と頻繁に更新されているので、

近況を割と追いやすいシンガーでもある。

 

 

 

 

3. Les Passants / Zaz

 

www.youtube.com

 

Zazは何度か来日したことあるから、有名かな。

フランスのシャンソンシンガー。

 

スタジオ版より、ストリートでやってるほうが雰囲気含め好き。

 

大学の図書館にもCDが置いてあった。

Edith Piafの再来とか言われてたかな。フランス語の勉強してた時は

よく聴いたし、シャンソンに興味がある今もよく聴く。

 

 

 

 

 

4. Cemalim / Erkin Koray

 

www.youtube.com

 

 

知る人ぞ知る、トルコのジミヘン。

もっとジミヘンっぽい曲もあったんだけど、削除されてしまったかな。

 

野村ギター紹介で、すかんちROLLYさんが紹介していたギタリストでもある。
(5分あたりから)

 

www.youtube.com

 

ちなみに、渋谷のタワレコには5枚くらい、

ちゃんと「トルコのジミヘン」って紹介文と共に置かれてあった。さすが東京。

 

 

 

5. The Book Of Morris Johnson / Zee Avi

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こちらはマレーシアのシンガー。

歌詞は英語なので、物語が分かりやすのではないだろうか。

MVも楽しいし、曲中に鳴き声や環境音などが取り入れられていて、

曲の背景がわからないとして、明るい気持ちになれる曲。

 

ちなみに、曲のタイトルにもなっているMorris Johnsonとは

実在するアーティストで、この曲はそのアーティストの作品に影響を

受けて作られたという。

 

 

 

 

6. Hey (Nah Nah Nah) / Milk & Sugar vs Vaya Con Dios

 

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 元は、ベルギーのVaya Con Diosというバンドの曲で、

ドイツのDJ(Milk & Sugar)がリミックスしたもの。

 

原曲自体は90年代にリリースされたようだが、

もうその時から四つ打ちノリ、時代を感じさせない。

 

こういう、民族的というか、オーガニックな「お国柄」の強い曲に

ダンス色が強くなると、Aviciiとか、日本ならポルノグラフィティ

オー!リバルとかを思い出す。


お国柄感とダンス系も好きな人には、お聞き得だよね。

 

 

 

 

意気込んだタイトルつけたのに、6曲だけだった。

 

まあ、広い目で見れば、北欧もデスメタルというか、ドラゴンと戦う

CDジャケット とかあるよね。

 

良い「英語圏以外の洋楽」あったら、教えてください。

ポルノグラフィティが洋楽から受けた影響について本気出して考えてみた

 

Zombies are standing out

Zombies are standing out

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ポルノグラフィティ

voの岡野昭仁、gtの新藤晴一からなる、日本のロックバンドである。

 

気付けばもう10年以上聴きつづけていて、バンドもついに20周年イヤーになりました。
以前ファンクラブイベントで、1stアルバム再現ライブなんてあったりして、

まだまだ聴き続けていくなあ、なんて思いました。

そこで今回、聴くたびに思っていた、

ポルノグラフィティが洋楽から受けた影響」について本気出して考えてみました。

以下、「オマージュ」もしくは「影響」という体で考察していくので、

決してパクリだなんだと議論するつもりは毛頭ありません。

1st アルバム:ロマンチストエゴイスト


言わずと知れた同バンドの1stアルバム。
基本的にインディーズ時代からの曲が多いが、売り出す気満々ということもあって、本人たちも「ハイカロリーな」アルバムと振り返っている。

その1 ライオン 

ライオン

ライオン

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 ドラムの入りからして、ツェッペリンのD'Yer Mak'er。

 

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本人たちの意向なのか、プロデューサーのak.hommaによるものなのかわからないけれど、このアルバムはこういう隠しネタが多い。

シングル、ヴォイスに収録されているライオン(LIVE!)なんかは特に顕著で、ベースソロの雰囲気にはじまり、ドラムのフィル、ギターソロ導入に至るまで、whole lotta love風アレンジという、ツェッペリンリスペクトである。

なお、初期ポルノ(デビュー〜OPEN MUSIC CABINETツアーくらいまで)のドラムを支えた小畑ポンプ氏(ex. すかんち)はツェッペリンのドラマー:ジョン・ボーナム フリークである。

※ポルノのライブDVDはもちろん、すかんちの楽曲・ライブDVDでもその片鱗は伺うことができる。

 

ライオン (LIVE!)

ライオン (LIVE!)

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その2 マシンガントーク

 

 

マシンガントーク

マシンガントーク

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これもイントロ部分。

明らかに、Deep PurpleのHighway Star

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こう、王道ロックをネタにしておきながら、ポップな曲につながるあたり、やっぱり本間さんの遊び心なのかな。マシンガントークにいたっては、ライブアレンジされることが多いので、スタジオ版のイントロが披露されることは少ない。



その3 Heart Beat 

Heart Beat

Heart Beat

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これはさすがにこじづけかな…。

ビートルズのHey Bulldog

 

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ちなみに、ライブDVD "SWITCH"において、イントロ部ではジミヘンのPurple Haze風のギターソロを加えていた。


2nd アルバム foo?

 


その4 夜明け前には 

夜明けまえには

夜明けまえには

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これは、初めてI'll be thereを聴いた時にはっとした。
ジャクソン5のI'll be there

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3rdアルバム 雲をも摑む民



内省的な歌詞の多いアルバム。個人的に好きな曲が多い。

その5 ラスト オブ ヒーロー

 

 


ビートルズのI feel fineを、ゴリゴリとさせたらこうなった、そんな印象を受けた。

 

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その6 ハート

ハート

ハート

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コード進行がビートルズのLet It Be。
ポルノから、ビートルズへの回答、みたいな感じでしょうか。

 

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ここまでくると、もうこじつけくさくなってきますが、広い心で、(あー、確かに!)というアハ体験をお楽しみください。



5th アルバム THUMPχ



ベースのTamaが脱退し、二人体制になってから初のアルバム。

このあたりから、よりわかりやすいポップ路線になったような気がする。
渦とか、ビタースイートみたいなへヴィなTama曲が好きだった人には、明るすぎるのかも。

その7 東京ランドスケープ

 

東京ランドスケープ

東京ランドスケープ

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これは今回で一番こじつけがましいですが、AudioslaveのShadow on the Sun

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 穏やかに、厳かに訴えかけるアルペジオから、心の叫びを表すかのようなサビの解放感。
構成がちょっと似てるかな?程度で、あんまり、ポルノとaudioslaveのイメージや接点は思いつきません。

 

また、コメントでもいただきましたが、サビ前のフレーズはQueenBohemian Rhapsody感も味わえますね。

So you think you can stone me and spit in my eye~の部分です。

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その8 何度も

 

何度も

何度も

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逆にこの曲は自信あります。

クラプトンの、Tears in Heaven

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何度も の制作裏話として、新しいギターを買ったときに弾いていて思いついた、とどこかで読みました。
晴一さんのギターヒーローはクラプトンだと至るとこでおっしゃっていたので、影響は強く出ていると思います。

 

そういう意味では、いつか会えたら、という曲にも通じるところがあるかもしれない。

 

いつか会えたら

いつか会えたら

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7th アルバム PORNO GRAFFITTI

 



この頃から、デモ音源をアレンジャーに渡す前に、メンバー間でプリアレンジする作業をとるようになったといいます。

ライブでは5人編成で、よりバンドらしくなっていました。

その9 農夫と赤いスカーフ

 

農夫と赤いスカーフ

農夫と赤いスカーフ

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この曲に関しては、特定の曲というより、QUEENだとか、Jellyfishだとかに代表されるコーラスワークを取り入れているのではないかと。

ギターソロではブライアンメイのRed Specialモデルを弾いている模様が、

初回特典のドキュメンタリーに収められていました。


コーラスに凝っているポルノの中でも特に、そのあたりに影響を受けていそうな楽曲。


その10 邪険にしないで

 

 

邪険にしないで

邪険にしないで

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これを言いたいがために、今回のエントリーを書いたと言っても過言ではない…。
広島弁での表現が特徴的なこの曲。
どう聴いても、ジョンメイヤーのWaiting for the world to changeだ!!!!

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twitterでも晴一さんはジョンメイヤーに関して言及しているし、

そうでなくてもこれはアリですね。
どちらの曲も好きです。

 

■随時追加編

NaNaNa ウィンターガール

m-CABIの初回特典として別CDに収録されていたNaNaNaウィンターガール。

 NaNaNa サマーガールの続編として描かれたこの曲、

ボーナストラックだけあって遊び心がたくさん。

 

 

NaNaNa ウィンターガールの歌詞の中にも「君は天然色」と歌っているあたり

確信犯的なアレンジ。

どうしてこういう方向性になったのか、当時のインタビューを読んでみたい。 

 

INTERLUDE(ライブDVD "OPEN MUSIC CABINET"収録)

 

コンセプトごとに区切られた構成のアルバム:m-cabiを提げて行なわれたライブツアー OPEN MUSIC CABINET。

「休日」〜「Winding Road」との間に挿入されたINTERLUDEが、ホワイトストライプス感があります。

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どちらも基本的には同じコードをループしていく中で展開していくという点で雰囲気が似ています。

 

ロマンチスト・エゴイスト

 

コメントにもいただいたこちら。

比較的オマージュを多く感じられる1stアルバムから表題曲を。

ロマエゴの作曲者は、作曲家のryo氏ですがこの時期のポルノを「ブリティッシュロックだ!」と評していた模様。

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ハネウマライダー

ハネウマライダー

ハネウマライダー

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Oasis繋がりでこの曲を。

これくらいよくあるだろ!と言われてしまいそうですが、ハネウマのギターフレーズを象徴的なロックフレーズにしたかったとインタビュー(だったか、関ジャム出演時か)に語っていたように、意識した部分はあるかもしれません。

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Name is man〜君の味方〜

こちらもコメントより。

レニクラのIt Ain't Over 'Til It's Over.

余談ながらName is manは初期からあった曲のようで、デビュー曲をこちらとアポロのどちらにするか?という議論もあった模様。

これはこれで良い曲ですが、アポロで良かったと思います、デビューという意味では…!

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∠RECEIVER

 

∠RECEIVER

∠RECEIVER

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この曲はイントロもさることながら、アウトロのアルペジオBon Joviでいえば曲中の)のアプローチに影響を感じます。

直接の曲の近似はありませんが、ポルノにもI believeという曲があります。

I believe

I believe

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俺たちのセレブレーション

 

リズムが特徴的なこの曲。

15周年を祝うほか、詞がメンバー共作ということでも話題となった。

洋楽ではないけれど、どうもサビがCm7から始まるところやホーンのキメ、スカっぽいリズムがGacktのVanillaに聞こえる。

あまり接点が見出せない両者ゆえオマージュ?インスパイア?かはわかりません。

 

Vanilla

Vanilla

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さて、他にも、<光のストーリー>はJourney のOpen armsだ!とか、日本の曲にも言及するならば、<ワン・ウーマン・ショー>は徳永英明レイニーブルーだ!とか、<この胸を、愛を射よ>のサビ前のフレーズが<TSUNAMI>に似ているだとか、まだまだ言いたいことはありますが、もう十分考察できたので、ここまでにします。

今回の内容は、一部のポルノファンを敵にまわしてしまったかもしれない…。

が、言いたいことは、日本の王道ロックを歌うポルノグラフィティと、

洋楽に接点はあるんだよ!ということです。

本人もよく雑誌のインタビューで「この曲は、ギターソロはxx風にしてみた」と言及していることありますからね。

ポルノグラフィティと、今回取り上げた曲に興味を持ってもらえたら幸いです。

 

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寝付けないので、個人的に大好きなROLLYの曲について書く

日本の生きる伝説、ROLLY

ある年代の方には、ローリー寺西、のほうが馴染み深いですかね。
 
なかなか寝付けないので、すかんち〜いまに至るまで、ROLLYさんが手がけた曲について書いてみようと思います。
 

 

恋するマリールー

恋するマリールー

  • SCANCH
  • ロック
  • ¥250
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すかんち4枚目のアルバム OPERA収録。
開始早々、3曲分のネタが凝縮された名曲。
PVも可愛い。実はこのアルバムの販促ポスターを持っていますが、靴下がミッキーなのです。細かいところまで凝っている。
 
ある人が言っていたことを無断引用させてもらうならば、
 
この世には2種類の人間しかいない。
恋するマリールーで泣ける人と、それ以外だ。
 
2013年の赤坂BLITZと2014年のShibua axでの すかんちを生で観ましたが、泣けましたね。

 

 

 

SWEETS?BEST COLLECTION

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Live OPERA and/すかんちぃず CLIPS [DVD]

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タイムマシンにおねがい

タイムマシンにおねがい

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言わずと知れた、サディステック・ミカ・バンドの名曲。
様々なカバーがあれど、原曲キーの男性ボーカルはROLLYさんだけじゃないでしょうか。オクターブ下とはいえ。
 
さりげなく、summertime bluesなネタを入れているところがニクいですね。
聴くたびに、やられた!って思います。
 
バンドをやっていた時にレパートリーにしていただけあって、個人的に思い入れのある曲です。
 
 
月まで飛んで
 
 
原曲は、あんぜんバンド なわけですが、検索しても情報がなく、CDもなかなか見つからない。
いわば、ROLLYさんが取り上げなかったら、葬り去られていたバンドと言える。
 
偉そうに言いますが、ROLLYさんがカバーした3曲しか存じ上げておりません。
先輩リスナーに、あんぜんバンドについてご教示願いたいです。
 
この映像自体は、金曜かきこみTVのときのものでしょうか。

 

 

 

鋼鉄のハードロッカー

鋼鉄のハードロッカー

鋼鉄のハードロッカー収録時はAフラットですが、ライブの際はAですね。
個人的には、物悲しさ、哀愁さ漂うAフラットが好きです。
この頃はあまり、シャンソン風味が出てなくて、どちらかというと、この歌い方が好きです、この曲に限っては。
 
 
13階の女
 
もうひとつ、あんぜんバンド
現在、youtubeにあがってる(ROLLYカバーの)13階の女は3種類あるようですが、個人的に好きなのはこの、再結成ライブ時のものです。
DVDには収録されていないので、ここでしか観られないのではないでしょうか。
 
物語の結末を、聴き手に委ねるものは多くありますが、解釈のひとつを演奏で表現する方法に、衝撃を受けました。
 
なにより、ギターが号泣してますよね。
最近はツバサギターがメインなのでもしいま、またカバーされるならアームとサスティナーが炸裂しそうですが、私はROLLYさんのチョーキングおよびビブラートにたいへん影響を受けたので、このギターソロが大好きです。
 
もっと多くの人に知ってもらいたいカバー。できるなら音楽を目指している人に、この表現を知らずして音楽を語るな!と伝えたい。というか、それを言うためにこのエントリーを更新しているようなものです。
 

 

 

 

Return!すかんち’06 returns!? 平成18年のSCANCH’N ROLL SHOW? [DVD]

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恋するピエロッテイ
 

 

 

 

Hitomi Takahashi - Koisuru Pierotti - YouTube
 
この曲も正統派ロックンロールなのに泣かせる。
最近リリースされた、豊崎愛生さんの恋するラヴレター

恋するラヴレター

恋するラヴレター

にも通じますが、客演時のROLLY曲も本当に良い。

ちゃっかりPVにまで出ちゃって、それでいて主役を立たせながらも、圧倒的な存在感。

実はこのシングルの3トラックめにある、鏡の中のフェアリーテールは、必聴モノ。

Hitomi Takahashi - Kagami no Naka no Fairy-Tale (Audio Only) - YouTube

クイーンとツェッペリン好きなら、おっ、と来るアレンジ。

なにより、曲に食われない高橋瞳さんのボーカルも素晴らしい。

最近は更新されてませんが、ROLLYさんのブログによると、このシングル制作にあたって様々なシャンソン歌手を引き合いに出していたみたいですね。

その要望に応えられる高橋瞳さんの凄さ。改めて聴き続けられてほしい。

 

 

 

恋するピエロッティ(初回限定盤)(DVD付)

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乱暴な文章になってしまった。

まだまだこの世に伝えねばならない、ROLLY曲は本当に多いのです。

私より、クイーンの影響を受けたバンドをツイートしている方のほうが断然説得力のある解説および分析をしているので、今回の紹介に興味持たれたら、その方を訪ねてみてください。

 

あしたも早いので、新譜を聴きながら床に就きます。

 

 

 

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