イマドキの若者は、Google検索ではなく、Twitter(ですらちょっと古く)、Instagramで流行りモノ、最新のモノを見つけるという。
例に漏れず、私もこんなバンドを目にした。
Greta Van Fleetというアメリカのバンド。
声の張り方がロバートプラントっぽいなあ、と思っていたが、先日訪れたタワレコに今回のタイトル通り「21世紀のツェッペリン」として紹介されていた。
聴いてみた。
ツェッペリンや。。。
この佇まいはロバートプラントリスペクトですな。
ツェッペリンや!と思う要素の大部分はロバートプラントばりのハイトーンボイスであるのだけれど、リフや音作りはジミーペイジだし、彼らフロントマンを支えるリズム隊もジョンボーナム、ジョンポールジョーンズそっくり。リスペクト。
アルバム1曲めはこのSafari Songから始めるのだが、サイコーにツェッペリンだ。。
Mama mama~とか、ユッフ〜みたいな裏声の外し方はロバートプラントに空耳する。
調べてみると、メンバーの平均年齢は21歳、発表したアルバムもこの1枚だけという若いバンド。
どこもかしこも「ツェッペリンのようだ!」という取り上げ方をされており、アメリカでも音楽好きのコミュニティで面白いバンドがいるぞ、ってことで注目を集めているらしい。
最近観た新人バンド、誰もがツェッペリンと形容してしまう3兄弟+1 Greta Van Fleet|音楽情報サイトrockinon.com(ロッキング・オン ドットコム)
あまりにリスペクトがすぎていて、日本随一のジミーペイジフリークなROLLYも手グセになっているようなフレーズが、このバンドからも聴こえてくるほどだ。
先ほどのSafari Songが模倣しているような、初期にみられる70'sハードロックなのも特徴ではあるのだけれど、個人的にはケルト文化に起因する異国情緒でどこかノスタルジックなサウンドがツェッペリンの最大の魅力だと思う。
その部分もうまく取り入れているのがすごい。
この試聴部分だけ聴くと、ロバートプラント新曲出したのかな?と思ってしまうほど。何よりこの曲、終盤にはYour TIme Is Gonna Comeばりのオルガンソロが挿入されていて、もはや確信犯だ。
しかしこうやって本家と並べてみると本当にそっくり。。
ちなみに、すかんちのBlack Mountain Side感も必聴。
こういうルーツがはっきりしている音楽は好き。
しかし、こうもはっきりと「21世紀のツェッペリン」で売り出されてしまうと2枚目以降が不安になってくる。
当然ながら、ツェッペリン路線でいけば本家を上回ることはできないし、現代的なダンサブルなサウンドとなると「21世紀のツェッペリン」目当てできた人は離れるだろう。
(本家も、当時にしては早すぎたテクノサウンドを取り入れた曲はあったけれども…)
まだ若いバンドだけに、これからどんな方向に進んでいくのか、とても楽しみ。
しかし君ら、本当にティーンなのかいな。。。