物書きのリハビリ

文章の練習と備忘録

幹事を任されたときのメリット

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入社すると、たびたび参加することになる飲み会、宴会。

よほど大規模なものでない限り、ほぼ新人が店選び、スケジュールを一任されることになります。

 

大学時代もそういう担当はあったけれど、サークルや部活には「宴会部長」なる役割があって、全くセッティングに関わったことがない人もいると思います。私はそうでした。

 

宴会セッティング経験が浅いまま幹事を任されるとなかなかしんどい。

最初のうちはそう思っていましたが、だんだんコツをつかんでくるとメリットが結構あることに気付きました。

 

メリット1. 好きなお店を選べる

まかせっきりの会場に行くと、お酒の種類が満足でなかったり、苦手な食べ物がメインで提供されたり、掘りごたつ式じゃないから足がしんどかったり、となにかと不満が募る(少なくとも自分の中では)。

幹事を任されれば、最低限の条件(アレルギー、予算、距離など)を確認しておけば、あとはセンス次第でおまかせ、ということが常なので、好きに選べます。

気になってたけど予算的に手が出せなかったり、雰囲気的にちょっと引け目を感じていたりするお店も、上司やら先輩のなかに紛れていけばルーキー感は誤魔化せる。虎の威を借る作戦。

あとは二次会に行かずに帰りたいとき、酔いが回っても安全に帰りたいときのために、道がわかりやすいお店を選ぶこともできますね。

 

メリット2. お支払いに心の準備ができる

なにも考えないまま参加すると、思ったよりお高くついて、お財布の中のお金じゃ足りない…ということもたまにあります。

その点、自分で選んでいれば、(これくらい持っておけば、万が一のことがあっても足りるだろう)というめどがたちます。

予算はこれくらいで、と条件を出されることもあるので、逆に言えばそれを超えないレベルで良いお店に挑戦できるのもメリットですね。

これは1年目の特権かもしれませんが、高い確率でおごりにしてもらえる。

魅力的だけど、自分で通うにはお高いお店も、幹事を買って出ることで、言ってしまえばタダで行ける可能性がある。お店選びのプレッシャーと、飲み会中の会話をどう乗り切るか、というところで予算分の働きをしていると思えば…(これは甘え過ぎか)

 

メリット3. 知っているお店が増える

学生時代と違うのは、いわゆるチェーンは避けること、個室を優先されること。

安くて騒げればいい!と利用していた駅前の居酒屋は次第に足が遠のき、「落ち着いて話せて、料理が美味しい、それでいて駅から徒歩圏内」のお店を探す必要性がでてきます。

大学が近くにあるのでなければ、そんな騒がしくも安っぽくもなさそうですが、サラリーマンにも大学生並みに騒がしい種類がいることを知った最近。考えてみれば、お小遣いが少なくなって、かつ酔った勢いで愚痴を吐き出せる居酒屋となれば、駅前の安い居酒屋になるわな…。

というわけで、上司も満足する店が見つかれば、プライベートでも使える店リストにインするわけです。学生時代の友達も働き出してるので、ちょっと背伸びして良いとこで飲もうぜ、みたいなときに。

 

 

 

 

こういろいろ書き出してみると、仕事をプライベートに流用できないか考えながらやると楽しいもんだなと思います。宴会で使ったとこに友達と行くのは何か息が詰まる感は否めませんが、それを見越して店選びをする、ってことで。

実際に利用するのは1店舗だとしても、その過程でたくさんの予算、アクセス、料理内容、雰囲気を調べて比較検討するので次第に詳しくなっていきます。そういう意味では、お店側もアップする写真や口コミによってふるいにかけられるので油断ならないですね…。