こんにちは。
日テレ見学やゆりかもめ乗り換えの為に、新橋駅を降りたことのある方は見覚えあるかと思いますが、YouTuberの広告が立ち並んでいます。
ポスターと動画、それもかなりの大きさ。
銀座線新橋駅の改札を出たその瞬間から、日テレの前までずっとありますね。
YouTuberと聞くと、先日紹介した英語学習の手助けになるバイリンガールとか、キッズに人気だというはじめしゃちょーくらいしか思いつかないんですが、そういうメジャーな人たちの写真はありません。
むしろ、第二のはじめしゃちょー、ヒカキンとして打ち出していこうとしているような人たち、な印象を受けます。
それはそれでいいとして、
・なぜそれほどまでにYouTuberの広告が必要なの?
・YouTuberの露出って、突然増えてない?
【ちょっと考えてみました】
【考察1】YouTuberたちが自分のチャンネルをアピールする為
そもそも広告ってなんの為に出すんだろう、といえば商品のアピール、認知度アップな訳ですよね。
「好きなことで、生きていく」とはいっても、結局視聴者がいなければ再生数も増えず報酬も出ない訳ですから、こういうジャンルで動画作ってますよ、を知ってもらわなければならない。
事実、私も広告展開がなされるまで、彼らの存在は知りませんでした。
どちらも、趣味の範囲外といえばそれまでですが、名前すら知りませんでした。
こうして記事にさせている、という意味では広告効果はあるんですよね、まんまと戦略にかかってしまった。
しかし疑問点は、なぜ彼ら彼女のコンテンツをアピールする必要があるのか?ということ。
今までYouTuberが広告の中に現れる事象は何度かありましたが、あくまでそれはある「商品」のプロモーションの役割を担っていた為。
この記事から引用すれば、
YouTuber自身がメディアになっていて、コミュニティを形成しているからだと思います。
YouTuberだけに限らず、例えばTwitterやVineなどでフォロワーのたくさんいるインフルエンサーっているじゃないですか。彼・彼女らは、自分が主体となるコミュニティを形成していて、ファンと密なコミュニケーションを取っているんですね(Twitterで言えば、リプライなど)。
ですから、ファンやユーザにとって「YouTuber」は身近な存在となり、ファンに大きな影響を与えることができるんです。
要するに、一般にTVを見ている層、新聞を読んでいる層では届きにくいような消費者にも対して訴求したい時に、YouTuberを起用するわけです。
先ほど紹介したYouTuberでいえば、エグスプロージョンには「歴史に興味がある層」が少なからずいるだろうし、関根りさには「美容に関心のある層」がいると考えられます。
YouTuberも、お年を召されていても30代前半?と若いので、TV・新聞を見なくなったとされる若い視聴者にも商品の存在をアピールできる。
YouTuberも再生数が増えれば、収入も増える。
そういうメリットから、コンテンツの中で特定の商品を取り上げている=YouTuber、メーカー:win-win、な事情がある訳ですよね。
このメリットを享受するためには、「こんなジャンルで、こういう経歴を持つ私が動画を作って公開していますよ」を認知してもらわなければならない。
現に私はさっき紹介した二人を知らなかった(2回目)ので、歴史本とか化粧品をオススメされていても、気づかなかった。
ヒカキンレベルまでいけばYouTuber一本で食べていけるんでしょうが、少なくとも新橋駅界隈で紹介されているYouTuberは二足のわらじ(エグスプロージョンは吉本所属、関根りさは本業看護師)、さらに新橋はサラリーマンの街と言うだけあって「仕事をしながらでも動画を作れるんだ」という訴求もでき、日テレや四季劇場を訪れた観光客にも興味を持ってもらえる。
こんな目的があって、定期的にYouTuberが広告されているんじゃないのでしょうか。
【考察2】YouTubeそのものへの来訪者数を増やす為
一時期、YouTube有料版が話題になりましたが。
現状、無料で閲覧も投稿もできます。
じゃあ運営ってどこで儲けてるの?となればやっぱり広告収入ですよね。
静止画を使ったバナー、動画再生前に差し込まれる動画広告。
スキップできなかったり、動画内容の非常に良いタイミングで突然流れたりするものですから、度々批判が起こっているのを目にします。
まあ無料で使わせてもらってるので大目に見なきゃ、とも思うのですが。
その収入も、視聴者あって。
TVの広告モデルと同じようなもので、
・無料で見せてあげてるんだから、広告見てね。
・スポンサーの皆さん、これだけ(視聴率・動画再生数)の人に商品をアピールできますよ。
みたいな構造なんでしょ。
最近は番組の質低下、その他問題がごたごたしてフジテレビにタレント出演を拒否する事務所やスポンサー離れが起きているといいます。
YouTuberほど、顔出しやコンテンツを作りこまなくても、例えば動画を最後まで再生されたら報酬が出る収入モデルなんかもあります。
よくお笑い番組の動画で、同じ内容が2回繰り返されるもの、冒頭もしくは終わりに「動画を投稿するだけで月収○○円?!」みたいなアフィくさいメッセージが差し込まれてるものがありますよね。詳しくはこちら!的な。
そういう質の悪い動画がはびこると、ユーザーも離れていくわけです。
運営側も削除に徹しているようですが、消されてはアップされるいたちごっこ。
ユーザーが離れると、(公式の)動画広告が再生されなくなるので、
スポンサーは費用対効果を得られないと判断する
→YouTubeに広告を打たなくなる
→YouTubeは運営が難しくなる
というTVと同じ道をたどる羽目になる訳です。
TVは予算が減らされまくって、同じような番組になってるよね。
それを避ける為、新しいYouTuberを送り込んで新しい視聴者を取り込む。
あまりに有名なYouTuberだと、有名なりにイメージがつきすぎてしまっている。
・○○って、変顔とかして変な動画作ってる人でしょ?
・あー、○○が紹介してるってことは広告か。
こんな具合に。
ならばまだ認知度の低い、でも面白そうなコンテンツを作っている人を紹介して興味を持ってもらおう。
そんな魂胆じゃないでしょうか。
YouTuberも、そもそもYouTube利用者が減ったら再生数は伸びず、広告収入を満足に得られず、ってことで。
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私なりに浅い見解をしてみました。。
最近は一再生あたりの単価も低くなったらしいですね。
早くに目をつけて、センスがあったら動画で稼いでみたかった…。
想像以上にYouTuberの広告が多いので、新橋に行くとびっくりするでしょう。
そんな多い割に誰も知らん…と思ってしまい、私見を述べるに至った次第です。
私は見る動画の傾向がワンパターンなので、結局同じ人を見続けるんだと思います。。。
それでは。