AdGangというサイトで、世界の広告をみるのが趣味なのですが。
ここのところ、ケンタッキーの行った事例が先進的で印象に残っています。
海外3か国のKFCが実施したプロモーションを振り返ってみましょう。
ドイツ:KFCがシート状Bluetoothキーボードを配布。
スマホを脂で汚さない『Tray Typer』
食事中もスマホを触りたい、でも油でギトギトになってしまう…
そこに着目して、シートをキーボードにしてしまう施策。
トレイの上に敷いてる、あの紙。
だいたいは新メニューだったり、アルバイト情報だったり、商品情報だったり。
それをBluetoothキーボードにしてしまうとは思わなかった。
一週間だけの施策だったというが、どれほど集客したのか気になる。
持ち帰っても良いというのがいいね、油まみれになってそうだけど…。
ちなみに、この記事には日本でのプロモーションも紹介されているけど、チキンを模したキーボード、マウス、USB...
お国柄を捉えているといえばそうかもしれないが、なんか霞む…。
フランス:ハッシュタグの数が多いほど新店OPENの工
期短縮!フランスKFCが仕掛けた
「Social opening」
フランスは、ハッシュタグをつけた投稿に応じて、新店舗のオープンを早めるという施策。
具体的には、現場作業員を追加していき、結果的に12日も早いオープンになったという。
新しい雇用も生んで、各方面にプラスな施策ですね。
ハッシュタグ付きの投稿は3200回、早まった工期は12日。
どういう仕組みで計画したんだろう。代理店だけで完結する問題じゃなさそうですね。
あれ?作業員は増えて雇用も生んでるけど、12日も早く終わっちゃったら、その分の給料もなくなるよね。
多く雇うのと、早く完成させるの、どっちが経済的なんだろう。
マーケティング的には面白い施策だけど、現場作業員的には思うところがありそうですね。
インド:食事をしながらスマホの充電もできる!インド
KFCの“充電器付きセットボックス”
インドはとても現実的。
商品の入ったボックスが充電器として使うことができる。
最近はマックなりスタバなり、コンセントを開放して充電できる設備を整えているところが多いけど、ボックスそのものをバッテリーにしてしまうインドKFC。
コンテスト出品したアイデアらしく、一般発売はされないけれど、実現されたら良いなと思わせてくれる。
どうでもいいけど、プロモーションビデオの女の人、かわいい。
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ドイツは食事中でも会話できる手段を提供したけれど、インドは食事が終わった頃に充電完了してスマホを使用できるところに価値を見出している。
フランスはいち早く店舗が開店することが価値になっている。
日本は、、、やっぱりかわいさ?もの珍しさ?
こうして各国の事例を比べると、お国柄が見えてきておもしろい。
個人的にはドイツの事例を日本でもやってほしいです。
食べ放題も良いけど、こういう斬新な施策もたまには打ち出してもらいたいですね。
7/1追記:
日本のケンタッキーはやっぱり食べ放題なのかーい。