物書きのリハビリ

文章の練習と備忘録

朝活に意味はあるのか?

近頃、実しやかに取り組まれつつある朝活。
出勤・通学時間より早めに出かけ、空いた時間に自学や読書、中にはエクササイズをする心掛けだ。

確かに、ただでさえ忙しい朝の時間を活用できれば、やりたいことも1つ2つ、多く実行できそうです。

取り組み自体は良いことだし、夜遅くまで起きて何かをするよりは健康的だとも思いますが、実際どうなの?と感じることもあります。

まず、朝活をする人はだいたい、カフェに向かう。
目覚めのコーヒーと軽食がとれて、かつ、雰囲気の良い場所と言えば、ということで選ばれるんでしょう。
それを見越して、カフェ側も「朝食メニュー」など、割安なサービスを提供しています。

私が朝活に思うのは、カフェでなくても…という点です。
だいたいそういう上昇思考の人は早起きしてカフェへと足を運び、席をとっている。
朝だからとは言え、すぐに去ること早起きない。

加えて、東京のカフェはそんなに、広くない。勤務地近くの店舗ならば、(例外もあるが)せいぜい20-30席、喫煙席を入れても40あるかないか、ではなかろうか。

ともすると、例えば「明日から朝活をはじめてみよう!」と思い立っても、それより意識の高い人たちに、既に席を占領されている、ということも考えられる。

せっかく満員電車・通勤ラッシュを切り抜けてきたのに、辿り着いた目的も既に満席…
これでは本末転倒である。

とすれば、わざわざ早起きしてあるかないかの一席にかけるより、1) 起きた瞬間から、2) 落ち着いて、3) コーヒーも軽食と好きなように食べられる、自室で時間を有意義に使えば良いんでなかろうか。

9:30出社として、前夜に身支度を終えていれば、5:00 起床で(通勤時間にもよるが)1-2時間は確実に使えるはずである。

カフェの雰囲気も捨てがたいが、あまり大きくないテーブルをトレーが占め、左右の人の圧迫感に苦しみながら朝を過ごすよりは、自宅のほうがよっぽど、集中できそうである。


…と、朝活したいものの、カフェ満席を理由に、正当化している訳ですが、実際のところどうなんですかね。
朝活勢は何時に入店して、その活動を始めているんでしょうか。