最近、重い腰をあげてApple Musicに登録した。
まあ仕事柄、こういう新しものには手を出していくべきなんだろうけど、マイナーな曲もあるのかな、spotifyとかAWAとかどこが一番いいんだろう、とかあいも変わらず悩んでいる(ふり)をしていたが、3ヵ月の無料お試し期間があること、ギターも弾くからYAMAHAのChord Trackerに同期できたら便利だな(※あとで試したらApple Musicで追加した曲は選択できなかった…)と思って、Apple Musicにしてみた。
実際使ってみると、便利。
再生するたびにいちいち通信しなきゃいけないんだろうか、と危惧していたこともDLできるってことで解決。
今のところ、特に不満はない。強いて言えば、聴きたかったのにそもそも曲が配信されていないアーティストがいたり、一部のアルバムだけは配信されていなかったり、というくらい。
最新の曲も随時配信されるから、言うなれば、(おっ、新曲発表したんだな)と知ったタイミングでベッドの中ででも曲を追加できるし、通知だってくる。
そこで思ったのが題名。
こういうことができると、もはやCDを買う必要がない。借りる必要もない。
よほど好きなアーティストがいて、ブックレットにも目を通したい、音質の違いを楽しむためにLPも買いたい、配信してないから、等の理由である程度需要はあるのだろうけど、基本的に買わずに済む。
今日、久しぶりにタワレコに行ってみた。
私は最新の曲だとか流行の曲にはあまり乗っからなくて、どちらかというと流行のアーティストはどんな曲に影響を受けたんだろうと考えてしまうので、どうしても古い曲ばかり掘り下げて結果的に、(なぜ今この曲にハマってるの?)ということになる。
それはさておき、今回はApple Musicに加入しているので、ポップアップを読みながら気になったアーティストを検索してみる。ヒットする。DLする。聴ける。
あれ?CD買わずに済んでるな、と。
CDってだいたい¥1200、アルバムなら¥3500くらい。
以前なら、好きなアーティストなら即買い、気にはなるけど好みか怪しいなら試聴し解説を読みバックグラウンドを知り、ようやく買う、という流れ。
だから部屋にあるCDにはそれぞれ愛着があるのだけれど、なかなか好みの幅が広がらなかった。
Apple Musicは月額¥980、シングル1枚分で流行の曲ぜんぶを聴くことだってできる。好みじゃなかったら、ライブラリから消せばいいだけ。
なんだかそれ、味気ないなーと思った。
Amazonはじめネット通販が台頭してから、街の電気屋さんはショールームになり、使い心地を試してから一番安いネットショップで買うようになった、みたいな話だ。
おかげで以前だったら絶対聴かないようなN.E.R.Dとかまずはちゃんと聴いて判断しようとなっているし、CDがなくてYouTubeを彷徨っていたMari Pensenを見つけられたり、恩恵は十分に受けているけれど。
世代的にはCDを交換しあって友達で音楽の話を楽しみながら育ってきた時代があるから、CDはいらない、とは全く思わないのだけれど(いまだにMDが我が家では現役で活躍しているし)、それにしてもストリーミングって、便利だなあ。